扇町ナイトミュージアム vol.2『東學 墨画展』
2025年10月24日(金)から始まる『扇町ナイトミュージアム vol.2』では、独自のスタイルで女性を描く大阪ミナミの絵師・東學による特別展示が行われます。名称は『墨絵巻~墨の女たちが劇場空間に舞う、夜~』。
墨画の魅力
東學の墨画は、伝統的な水墨画の技法を用いながら、ぼかしのない極細の線を用いて表現されます。墨一色から生み出される作品には色彩感覚が呼び起こされ、観る者を魅了します。彼の描く女たちは、まるで生きているかのように触覚や匂いまで感じさせる力があります。
大型作品の展示
この展覧会では、特に注目される最新作「落園」が初公開されます。作品は横幅14mにわたる巨大なもので、コロナ禍の3年間を経て完成されたものです。その他にも、10数点の大型作品が展示予定で、まるで劇場の中で二次元の女たちが生き生きと舞っているような雰囲気を楽しめます。
夜のスペシャルイベント
『扇町ナイトミュージアム』は、夜の部を中心にさまざまなスペシャルイベントを予定しています。これらは予約不要で、入場料のみで参加できます。
ギャラリーツアー
東學自身が作品の意図や制作秘話を語るギャラリーツアーも、10月24日、31日、11月7日各日19:00から行われます。
ライブペインティング
さらに、11月2日には、ヴァイオリンとギターの演奏を背景に即興で墨を操るライブペインティングが15:00と19:00より開催されます。このパフォーマンスは、音楽とアートの融合を体験する貴重な機会です。
東學スペシャルトーク
11月8日には、東學の頭の中の宇宙を覗く60分のトークイベントも予定されています。彼の想いや制作過程を語る貴重な機会です。
闇絵巻での鑑賞
毎夜20:30からは、「闇絵巻」として、暗闇での鑑賞も行われます。展示を楽しんだ後には、再入場も可能なので、ぜひ最後まで存分に楽しんでください。
詳細情報
『扇町ナイトミュージアム vol.2』は2025年10月24日から11月9日まで開催されます。一般の入場料金は1,000円、大学生以下や障がい者は800円となります(小学生以下は入場できません)。チケットは当日会場で購入可能です。詳しくは特設サイトをチェック。
未来への展望
更に『扇町ナイトミュージアム』は、今後も特別展示を順次発表予定で、来年1月には「海洋堂 フィギュア展」(仮名)が控えています。扇町ミュージアムキューブは、日本の多様な文化をテーマにした展示を通じて、多くの人々にアートの魅力を伝え続けることを目指しています。
南扇町にあるこの新しいアートの拠点で、アートを楽しむ夜をぜひ体感してください。