アピリッツ社がBunbu社を完全子会社化
株式会社アピリッツは、2025年8月29日付でベトナム法人のBunbu Joint Stock Company(以下、Bunbu社)の株式取得を発表し、完全子会社化することを決定しました。この決議は、会社法第370条とアピリッツの定款に基づくもので、今後もBunbu社の経営において同社の代表者が継続して関与することが明らかになっています。
株式取得の背景
アピリッツ社は、「セカイに愛されるインターネットサービスをつくり続ける」というミッションのもと、2000年から企業のデジタルビジネスの変革を支援してきました。特にエンジニアを中心としたデジタル人材を重視し、ビジョン2030を掲げて、人と事業の持続的な成長を目指しています。中期成長戦略の一環として、M&A(合併と買収)にも積極的に取り組み、事業の拡大とノウハウの強化を図っています。
Bunbu社は、2010年に日本の技術力にインスパイアされたレー・ヴァン・ギア社長によって設立され、優れたエンジニアのチームを形成しています。彼らは、日本のIT企業との共同開発に特化し、その実績から多くの信頼を得ています。今後、アピリッツ社との連携によって、収益の拡大や業務の効率化が期待されており、両国のエンジニアリング力を結集した新たなサービス提供が可能となります。
代表者のコメント
Bunbu社のレー・ヴァン・ギア社長は、「日本のグループの一員としてのこの重要な転機に感謝し、さらなるサービスの品質向上に努める」と述べ、アピリッツ社の強力な支援を受け、技術面での進化を期待しています。
アピリッツ社の和田順児社長も「Bunbu社の子会社化は、我々にとって非常に大きな転機であり、顧客のデジタルトランスフォーメーションを支援するための強力な手段になる」と強調しました。日本の顧客層が9割を占めるBunbu社との関係は、今後一層深化し、国際的な競争力を高めていくことが狙いです。
今後の見通し
Bunbu社は、2026年1月期第4四半期からアピリッツ社の連結子会社として組み込まれる計画です。財務的な影響は軽微と見込まれており、業績の予測修正が必要な場合は迅速に開示されます。
アピリッツ社は、IT業界の急速な変化に適応し、強力なサービスを提供するために進化したデジタル技術を駆使しています。この新たな連携を通じて、日本とベトナム双方のエンジニアリング能力を結集し、世界中のお客様に対して魅力的なサービスを提供していくことでしょう。
会社概要
- - 会社名: 株式会社アピリッツ
- - 所在地: 東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージSHIBUYAタワー24階
- - 設立: 2000年7月
- - 事業内容: Webサービスの企画・運営、コンサルティング、受託開発、インフラ構築など
アピリッツ社は、今後ますます多様化するデジタルビジネスのニーズに応えるべく、Bunbu社と協力しながら新しい価値の創造に努めていく姿勢を示しています。