万博の感謝を歌に込めて
2025年大阪・関西万博のオランダパビリオンから、感謝のメッセージソング「Oranda Pavilion Kiteya!」のミュージックビデオが公開されました。この曲は、万博期間中に出会った来場者への感謝と、心に残る思い出を振り返るために制作されたものです。ミュージックビデオは2025年12月16日にYouTubeで公開され、多くの人々に再び万博の余韻を届けています。
オランダパビリオンの合言葉
「オランダパビリオン来てや!」は、万博期間中、オランダパビリオンのスタッフが一貫して発信していたメッセージでした。このフレーズは、来場者への呼びかけやSNS、メディア取材でも使用され、その親しみやすさが話題となりました。184日間の活動を象徴する言葉となり、この曲はその合言葉を“歌”として表現したものです。
夏の思い出を振り返る瞬間
この楽曲を制作したのは、オランダ王国総領事館で万博担当商務官を務めるマルタイン・フーレ。彼は日本人とオランダ人の混成バンド「Visueel」のボーカルとしても活動しており、万博期間中にその才能を発揮しました。また、ミュージックビデオはマルタイン自身が企画・構成・編集を手がけ、オランダパビリオンに関わったすべての人々への感謝が込められています。
感動的なステージの瞬間
万博の最終日、オランダパビリオンのプログラムの一環として、彼らはポップアップステージでサプライズのパフォーマンスを行いました。観客はこの瞬間に足を止め、楽曲を楽しむ姿が印象的でした。本楽曲は、万博を訪れた人たちにとって特別な思い出として心に残りました。
ミュージックビデオの内容
公開されたミュージックビデオでは、最終日のパフォーマンスに加え、オランダパビリオンの日常や来場者との交流の様子が収められ、万博の熱気が伝わってきます。184日間にわたる活動の中で、多くの思い出が詰め込まれた映像作品は、見た人に感動を与えることでしょう。
文化交流の架け橋
在大阪オランダ王国総領事のマーク・カウパース氏は、このミュージックビデオがオランダと日本の友情を示す素晴らしい作品であるとコメントしています。また、マルタインは、この楽曲を通じて、万人に感謝の思いを伝え、万博の体験を忘れられないものにしてくれる存在です。
マルタインは、この楽曲が万博を懐かしむ人々にとって再度訪れる入り口となることを願い、心からの思いを込めて制作したとのこと。この「Oranda Pavilion Kiteya!」は、万博の感動と記憶を再び呼び起こす貴重な作品になっています。
マルタイン・フーレのプロフィール
マルタイン・フーレは、オランダ・ハールレム出身で、日本の大学で日本学を専攻しました。音楽活動だけでなく、文化交流や翻訳など、多岐にわたる分野で経験を積み重ねてきました。最近はゲーム業界でも活動しており、2023年からは在大阪オランダ王国総領事館で商務官としての役割も果たし、異文化交流の象徴となっています。
バンドVisueelについて
「Visueel」は、日本人とオランダ人からなるバンドであり、互いの音楽的ルーツを融合させ、新たなJ-ROCKの形を探求しています。リーダーのマルタイン・フーレと日本人ギタリストの辻 裕幸が中心となり、国境を超えた音楽制作に取り組んでいます。90年代から2000年代のJ-ROCKの影響を受けた彼らのスタイルは、一見、混沌としながらも、心に響くサウンドを生み出しています。彼らの音楽は、多国籍の文化を橋渡しする重要な役割を持っているのです。
まとめ
この「Oranda Pavilion Kiteya!」という楽曲は、万博の思い出を新しい形で振り返ることができる貴重な機会となりました。オランダパビリオンの感謝の気持ちが込められたこの曲が、みんなにとっての宝物になることを願っています。もっと多くの人がこの感動を感じるために、ぜひぜひミュージックビデオをチェックしてみてください。「Oranda Pavilion Kiteya!」が、きっとあなたの心に響くことでしょう。