2026年開催の独立出版者エキスポに海外レーベル参加決定！

2026年1月18日と19日の二日間にわたり、東京の代官山で「独立出版者エキスポ」が初めて開催されます。このたび、台湾や韓国、インドネシアからの独立系出版社も参加することが決まり、注目を集めています。イベント主催は、LLC INSECTSをはじめとする様々な独立出版者たちからなる実行委員会です。

イベントの概要

独立出版者エキスポは、日本各地で出版活動を行う独立系の版元や出版レーベルが一堂に会し、各自が手がける書籍やZINEを紹介するブックフェアです。このイベントは、単なる作品展示にとどまらず、読者や書店との商談を行うための時間も設けられています。これにより、独立系出版物の認知度向上を目指しています。

海外からの参加者

海外からは、台湾の「台湾独立出版連盟」を始め、韓国の「PPIYACKPPIYACK BOOKS」や「LouderBooks」などが参画予定です。特に、台湾独立出版連盟は、小規模出版社や個人クリエイターの連携を深めることを目的としており、国際的な交流の場としても期待されています。

韓国の独立出版者たちが集まる「Platform-P」を拠点とするLouderBooksや、インドネシアの「Press Print Party」も参加し、それぞれの文化や出版事情を共有する絶好の機会となります。

独立出版者エキスポ設立の背景

実行委員会は、これまでに日本の出版流通が変わりつつある現状に直面しています。また、ZINE（同人誌）文化の隆盛が新たなビジネスモデルを模索する機会を提供しています。しかし、中小の出版社や独立系レーベルが多数存在する一方で、彼らの刊行物が読者に届きにくいのも事実です。

そのため、本イベントの立ち上げは、読者や書店と直接つながるための仕掛けを作り、印刷屋や書店に正当な評価を受ける場を創出しようとしています。出版社の代表者が自らブースに立ち、作品の魅力を力説します。