子育てママの不調
2025-03-05 14:52:25

働く子育てママの心身の不調とその実態に迫る調査結果

近年、35歳以上で出産を経験する女性が増加していますが、この年代は身体の不調が現れやすく、ホルモンバランスの変化が影響していると考えられます。それに加えて、仕事と育児という二重の負担がストレスを増やし、心身の健康に悪影響を及ぼしています。 2025年2月5日から6日にかけて、アドバンスト・メディカル・ケアが実施した「働く子育てママの不調に関する調査2025」では、全国の35歳から44歳の有職既婚女性1,000名を対象に、彼女たちの不調についての実態を掘り下げました。この調査の結果、なんと58%のママがママになってから婦人科を受診していないことがわかりました。調査によると、普段感じる不調の中で最も多かったのは「肩こり・腰痛」で、半数近くの回答者(49.7%)がこれを挙げています。その後、「イライラしやすい」(36.6%)や「目の疲れ」(32.9%)が続き、さらに「だるさ・疲れやすさ」(29.3%)や「頭痛」(27.8%)といった症状も多く報告されました。 年齢別に見ると、「PMS(月経前症候群)の症状は35歳から39歳の群が高く、特にこの時期に悩む女性は多いことが示されました。また、これらの不調が「つらい」と感じる割合では、「生理痛・生理不順」と「PMS」がそれぞれ93%と92.4%と高い数字を示しました。多くの女性たちが自分の体調の問題について強く感じながら、実際には適切な医療を受けていない現状が浮かび上がります。 調査はまた、彼女たちが不調を感じた際の対処方法についても聴取しました。驚くことに、病院やクリニックに行くと回答したのはわずか17%でした。多くは休養を取る(48.4%)、薬を飲む(34.1%)、もしくはリフレッシュのための行動(21.5%)を取るのが一般的で、自己流の対処法に頼っていることがわかりました。 「何もしない」と回答した方の中で最も多い理由は「休むほどではないと思うから」でした。自分の不調を軽視し、それが長期的に見れば健康への影響を及ぼすことを理解していない女性が多いことが懸念されます。 針金医師は、「不調を感じても我慢してしまう方が多いが、それが将来の健康に悪影響を及ぼすことは十分に考えられる」と指摘しています。ママたちには、自分の体についてもっと気を配ることが求められます。 さらに、調査の結果として、「自身の体調について相談したいことがある」と回答したママは66%に及びました。多くの女性が、相談相手としては主に配偶者や友人、親などを挙げている一方で、相談できる相手がいないという方も10%存在することがわかりました。子育てと仕事に追われ、自身の健康のことを後回しにするママたちがいかに多いかがこの数字からも読み取れます。 35歳以上のママたちは、心身の不調を無視せず、できるだけ早く専門家に相談することが重要です。日々の育児や仕事に追われる中、自分自身の健康を見つめ直すことが求められているのかもしれません。今後も、こうした調査結果を基に、女性たちが安心して自分の体調を考えられる社会を築いていくための情報提供が望まれます。


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