ベトナム人材育成
2025-08-05 11:58:08

日本語教育を通じてベトナム人材の可能性を拓く明光グループの取り組み

明光グループ日本語研修事業が目指す未来



個別指導の「明光義塾」で知られる株式会社明光ネットワークジャパンは、経済連携協定(EPA)に基づく訪日前日本語研修事業を5年連続で受託しました。これは、日本に来るベトナム人看護師・介護福祉士候補者に対し、日本語の教育を行うもので、外務省からの信頼を得ていることを示しています。

日本語教育で「使える」力を養成



明光グループは、日本語教育を通じて「わかる」から「使える」言葉の力を育てることを目指しています。具体的には、候補者が自ら考え行動できるような教育を行い、看護師・介護福祉士という専門職として必要な知識や技能を習得させることに力を入れています。これにより、医療・介護分野での人材不足解消に貢献し、ベトナム人材の可能性を大いに拓いていくことを目指しています。

研修事業の詳細



今回の訪日前日本語研修事業は、2025年12月から2027年3月までの期間に実施される予定です。研修会場は、ベトナム政府が指定したハノイ市内またはその近郊の施設で、以下の3つの研修目標があります。
  • - 日本語能力試験(JLPT) N3試験への合格
  • - 日本式看護・介護の専門知識と技能の習得
  • - 日本社会および職場に適応できる能力の育成

ベトナム現地法人の役割



さらに、明光ネットワークジャパンは2022年から、ベトナムに現地法人「MEIKO NETWORK VIETNAM COMPANY LIMITED」を設立しました。そこで実施される日本語教育では、忙しいビジネスシーンで即戦力となる「使える日本語」を学ぶことができます。これは、日系企業で働くことを希望する方々に向けた実践的な教育プログラムであり、今後は中学生から大学生向けの日本語教育も充実させていく予定です。

連携機関との協力



明光グループは、EPA研修事業の中で、株式会社明光キャリアパートナーズとも連携しています。彼らは、日本人向けのキャリア人材紹介や外国籍人材の教育研修を行っており、特にベトナム人学習者に対する日本語学習支援や、看護・介護業界向けの試験対策サービスを提供しています。これにより、グループ全体で一貫した教育支援が実現されています。

また、2021年にはサポートを強化するためにハノイ大学と連携し、ベトナム人の日本語教師の育成にも寄与しています。この大学は、日本語教育に長い歴史を持ち、国内外での人材交流の架け橋としても重要な役割を果たしています。

将来に向けた展望



明光ネットワークジャパンは、さらに社会医療法人愛仁会とも連携し、外国人看護師・介護福祉士に対する教育支援を行っています。この協力により、日本での仕事を目指すベトナム人材が日本社会にスムーズに適応できるようにすることを目的としています。

教育の観点から見ても、明光グループの取り組みは、単なる言語教育に留まらず、国際的な視野で人材を育成しようとする努力の賜物です。今後の研修事業が、日本とベトナムの架け橋となることを期待しています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: 日本語教育 ベトナム人材 明光グループ

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。