TKPグループが描く新たなブライダルの形
2026年4月6日、東京都で行われた「TKPグループ 株式会社オンザページ 経営戦略説明会」にて、株式会社ティーケーピー(TKP)が旧ノバレーゼと旧エスクリを統合し、新会社「オンザページ」を設立しました。この発表は、ブライダル業界における大胆な再編計画を意味しています。
オンザページ設立に至る背景
TKPグループは、2024年に旧ノバレーゼを子会社化し、続いて2025年に旧エスクリを連結しました。これにより、2026年4月1日、二社を統合してオンザページという新たなブランドを創出しました。旧ノバレーゼは、地方都市を中心に洗練されたブライダル施設を運営し、ドレスや引出物の内製化により顧客満足度を向上させてきました。一方、旧エスクリは、主に東京23区周辺に駅近でアクセスの良いブライダル施設を展開する企業です。この二社が持つ特性を組み合わせ、グループ全体の戦略を策定することで、業界での競争優位を確立していく考えです。
経営戦略と成長の見通し
オンザページは、ブライダル事業だけでなく、レストラン事業や建築不動産事業も包含した多角的なアプローチを採用します。特に、各種ギフトや映像、装花、広告、人材紹介などの機能を効果的に利用することで、結婚式を起点にした新しいライフイベントの提案が可能になるとしています。
2026年12月期の業績予想では、売上収益が427億89百万円、営業利益30億円を見込んでいます。実際のデータでも、第1四半期の施行組数は945組に達し、前年同期比で施行単価が上昇するなど、好調なスタートを切っています。
統合による相乗効果
オンザページの誕生によって、約400億円規模のブライダル事業基盤が形成され、マーケット内での知名度・競争力が向上します。また、相互送客施策やSNSを駆使した集客戦略を活用することで、受注率の向上を図ります。
さらに、旧ノバレーゼと旧エスクリの経験を活かし、効率的に事業を運営していくための統合戦略が進められています。これにより、様々な婚礼ニーズに応えるための柔軟なサービスの提供が可能になるでしょう。
TKPグループの革新戦略
TKPグループは今後、空間再生力に加え、法人顧客基盤の拡大や新規事業提携を進める方針です。特に注目されるのが、建築不動産事業です。グループ内での建築・内装機能の相互利用によって、コストの抑制と柔軟な対応が実現できるとのこと。
また、教育や研修、顧客管理に関するノウハウを共有化することで、グループ全体の組織力向上を目指しています。さらに、顧客との長期的な関係構築に向けたCRM施策の強化も進められています。
未来へのビジョン
TKPは、結婚式を単なる「点」として捉えるのではなく、婚活や子育て、旅行、資産形成といった「ライフサイクル全体」をサポートする形でのサービス展開を計画しています。新設のオンザページを通じて、人々の人生のさまざまな節目に深く関わることが目指されています。
20年越しの夢が実現した今、TKPグループはこの分野でトップを目指し、業界全体のスタンダードを塗り替えるべく邁進していきます。今後の動向から目が離せません。
株式会社ティーケーピーの成長戦略は、ブライダル事業にとどまらず、様々な業界との連携を生かし、新しい価値創造を追求しています。今後も多様なライフイベントの提案を通じて、顧客の期待に応えていくことでしょう。