夫婦のリアルを描く
2025-02-12 15:38:49

新感覚ドラマ「それでも俺は、妻としたい」の制作秘話を語る

新感覚ドラマ「それでも俺は、妻としたい」の魅力



テレビ大阪で放送されている真夜中ドラマ「それでも俺は、妻としたい」は、独自の視点で描かれる夫婦の物語です。主演には風間俊介とMEGUMIが選ばれ、そのコミカルでリアルな掛け合いが視聴者を魅了しています。この作品の原作、脚本、そして演出を手がけたのが、著名な脚本家であり映画監督でもある足立紳です。

作品の実態と制作の思い


足立氏によると、この作品の真の魅力は、言葉やセリフの美しさには頼らないところにあります。「良いセリフが一つもない」と果敢に話す足立氏は、夫婦の日常に潜むリアルで時には辛いコミュニケーションを描くことに挑戦しました。この作品は単なる劇的な出来事ではなく、平凡な日常の中に潜む家族の絆や葛藤を描いています。

家族の複雑さとリアリティ


このドラマでは、豪太(風間俊介)とチカ(MEGUMI)の夫婦が中心です。二人の関係は、決して理想的ではなく、むしろ互いに傷つけ合うような瞬間もありつつ、愛を見つける旅のようです。足立氏は「家族に奇跡的な事件が起きなくても、彼らの日常自体が魅力的になりうる」と語り、どんな家族も共感できる瞬間を描いています。特に、夫婦間のコミュニケーションの不完全さは、多くの視聴者の心に響くことでしょう。

自宅撮影のこだわり


足立監督は自宅での撮影にこだわりました。自宅ならではのリアリティが、作品に深みを加えると考えたからです。日常生活そのものを描くことが重要とされ、普段の生活空間での俳優の動きや振る舞いを生かすことで、よりリアルな感情や反応が映し出されています。また、家族の一員である息子も出演し、現場に遊びに来ることで心温まる雰囲気が生まれました。

原作との違いと苦労


ドラマ化するにあたって足立氏は原作の肉感的な表現をかなり調整しました。セックスやリアルな人間関係の描写がどうテレビで表現できるかに苦心したのです。それでも、夫婦の絆や互いの思いをどうにか形にしようと模索しました。

「この夫婦は不完全だけど、選んで一緒にいることを選択した結果」であるという足立氏の言葉は、作品の核にあるテーマです。豪太とチカの葛藤を通じて、観客は「理想の夫婦像とは何か」を考えるきっかけを得られるかもしれません。

今後の展望


第5話以降で視聴者は豪太のさらなる不完全さと、その中に隠された魅力を目にすることでしょう。チカとの関係の深まりも重要なポイントであり、視聴者に新しい一面を見せる展開が待っています。

この作品が描くリアルな家族の姿は、ある意味での共感や再考を促し、私たちに「家族のあり方」を改めて考えさせることに貢献するでしょう。足立氏のユニークな視点が生み出したこのドラマは、視聴者に豊かな感情と考えをもたらすはずです。

番組の詳細情報


「それでも俺は、妻としたい」は、テレビ大阪にて毎週土曜深夜24時55分に放送中です。BSテレ東でも土曜深夜に放送されており、LeminoおよびTVerでの見逃し配信も実施されています。豪華なキャストと、独自のストーリー展開をぜひご覧ください。


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