フォーバルとインフォメティスが電力関連事業で業務提携を発表

フォーバルとインフォメティス、業務提携を締結

2024年12月18日、株式会社フォーバル（本社：東京渋谷区）がインフォメティス株式会社（本社：東京港区）と業務提携を締結した。この提携は、両社の持つ専門知識や技術を融合させ、電力関連事業の強化と市場拡大を目指している。

新たなビジネス展開

フォーバルは、今回の提携を戦略的な成長機会と位置付け、インフォメティスが持つ先進的なAI技術を取り入れて、共同開発を進める方針である。この技術を駆使し、電力分析や法人電力データの比較アドバイスを提供することで、弁護士や飲食業、小売業といった30,000以上の電力需要家顧客に新たな価値を提供しようとしている。

フォーバルはこれに加え、脱炭素化に貢献するサービスの開発にも力を注ぎ、特に中小企業や小規模企業をターゲットとした経営コンサルティングサービスとの連携強化をはかる。これにより、クライアントの経営効率を向上させることを目指している。

エネルギーの最適化と新しい市場の開拓

インフォメティスが持つエネルギー最適化技術を利用し、持続可能なソリューションの提供を行い、環境への配慮を一層強化する。この活動は、より持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩となる。

また、次世代スマートメーター技術との融合を進めることで、電力大手企業とも密接に連携し、新規市場の開拓を図る考えである。このアプローチにより、より多くの顧客にアクセスし、電力事業のさらなる拡大を進めていく。

インフォメティスの役割とは？

インフォメティスは2023年12月9日にグロース市場に上場し、フォーバルがその筆頭株主として13.06%を出資している。同社の強みは、特許取得済みの予測推定モデリングを通じて、高精度な電力需給の見える化を実現し、エネルギー最適化を可能にする技術だ。この技術を用い、脱炭素化社会の実現に向けた取り組みを進めている。

両社の今後の展望

今後の展望では、双方の専門性を活かしながら、幅広いサービスの共同開発が期待される。
1. フォーバルグループにおける脱炭素化支援サービスの共同開発。
2. 自治体との連携によるヘルスケアサービスの開発。
3. 小規模法人向けの経営効率向上支援サービスの強化。
4. 行動変容を促すアプリの開発。
他にも、中小・小規模法人を主なターゲットとしたサービス開発にも力を入れ、協力を深めていく考えである。

この提携により、フォーバルとインフォメティスは電力業界の変革の一端を担う存在となることが期待されている。環境に対する取り組みと最新技術を組み合わせた新たなビジネスモデルは、両社の成長だけでなく、持続可能な社会の実現に向けての大きな影響を与えることになるだろう。