JA三井リース、Cloud Capitalファンドへの出資でデジタルインフラ強化へ
2025年7月25日、東京中央区を拠点とするJA三井リース株式会社が、米国の投資運用会社Cloud Capitalが管理するデータセンター開発ファンド「Cloud Capital Fund II」への出資を発表しました。この出資は、同社の中期経営計画である「Sustainable Evolution 2028」に基づくもので、成長分野へのより一層の注力を示しています。
出資の背景
近年、AIやクラウドコンピューティング、動画ストリーミングサービスの急速な普及により、高速かつ安定したデータ処理を担うデータセンターが重要なインフラとしての役割を果たすようになっています。Cloud Capitalが運営するファンドは、増加するデジタルサービスの需要に対応すべく、通信の遅延を軽減し、処理効率を向上させるため、小型データセンターの開発・運用を進めます。
このファンドが対象とするのは、米国内で戦略的に配置されたハイパースケールテナントのネットワークであり、これを支えることで、業界をリードするテクノロジー企業のサービス品質を向上させ、持続可能なデジタル社会の実現を目指します。
JA三井リースの戦略
JA三井リースは2024年にCloud Capitalが手がける別のファンドへの出資を通じて、彼らとの連携を強化してきました。今回の出資によって、同社がこれまで築いてきたデータセンター分野における豊富な知見と調達力を最大限に活かし、さらなる展開を目指すことになります。
また、JA三井リースは過去5年間でデータセンター分野において累計2,500億円以上の投融資を行っており、これを足がかりに今後も拡大が見込まれるデジタルインフラ関連のプロジェクトに対する資金提供や事業支援を行っていく方針です。この取り組みを通じて、技術の革新を促進し、より豊かで持続可能な社会の実現に寄与していきます。
出資ファンドの概要
- - ファンド名: Cloud Capital Fund II
- - 管理会社: Cloud Capital
- - 事業内容: 米国におけるデータセンターの開発・運営
JA三井リースのこの出資は、デジタルインフラの発展に向けた大きな一歩であり、今後の展開が期待されます。持続可能な社会の確立に向けて、今後も彼らの活動に注目が集まることでしょう。
SDGsとの関連
JA三井リースの取り組みは、持続可能な開発目標(SDGs)に関連しており、特に「産業と技術革新の基盤をつくろう」と「持続可能な都市とコミュニティをつくろう」の2つの目標に寄与しています。今後もこれらの目標に向けた活動を進めていくことが求められます。
お問い合わせ先
本件に関する詳細は、JA三井リース株式会社経営管理部コーポレートコミュニケーション室(電話:03-6775-3002、メール:
[email protected])にお問い合わせください。