クラシックカーの魅力をプロが語る
株式会社セガがリリースした新作レースシミュレーター『Project Motor Racing』に関して、プロレーサーの加藤達彦さんが自身の目を通して選抜した4台のクラシックカーが公開されました。加藤さんは、これまでも多くのレース分野で活躍してきた選手であり、そのコメントはしっかりとした専門性を持っています。彼の視点をもとに、これらの名車の特長や性能について詳しく見ていきましょう。
1. MAZDA 787B
まずご紹介するのは、マツダが誇る伝説のロータリーレーシングカー、787Bです。この4ローターエンジンが搭載されている軽量なマシンは、高回転域でのスムーズなレスポンスと軽快なハンドリングが特徴です。加藤さんは「1991年のル・マン24時間で日本車として初の総合優勝を果たした歴史的な一台」と強調し、そのサウンドは魂を震わせるものだと述べています。
2. 1990 MAZDA RX-7 GTO
次に紹介するのが、90年代に北米IMSAシリーズで活躍したRX-7 GTOです。このモデルはバランスの取れたシャシー設計により、操作性も優れ、驚異的なコーナリング性能を持っています。加藤さんは「約600馬力を発生する4ローターエンジンにより、ストレートを駆け抜けるパフォーマンス」を評価しています。特にワイドボディと軽量シャシーが生む圧倒的なコーナリング性能は、当時の伝説とも言える存在です。
3. GILLET VERTIGO
続いては、ベルギー生まれのGILLET VERTIGO。高い走行性能と軽量設計を兼ね備えたこのスポーツカーは、優れたハンドリングを実現しています。加藤さんは「950kgのボディにAlfa Romeo 3.0L V6エンジンを搭載し、鋭い加速を誇る」と特徴を説明。さらに、「希少なモデルであるため、ゲーマーたちには貴重な体験になるだろう」とのことです。
4. Porsche 911 GT1-98
最後にご紹介するのは、1998年のル・マンで総合優勝を果たしたPorsche 911 GT1-98です。このモデルは、ミッドシップエンジンを搭載し、フルカーボンシャシーを採用しています。加藤さんからは「911という名前だけでなく、そのパフォーマンスはまさにレーシングカー」とのコメントが寄せられています。ゲーム内でもこの性能を体感し、ル・マン制覇の興奮を味わえる機会となるでしょう。
加藤達彦とは
加藤達彦さんは愛知県豊田市出身のプロレーサーで、長谷川工業株式会社の「DRAPOJI」アンバサダーを務める人物です。鈴鹿サーキットで見たマツダRX-7に魅せられ、レーサーへの道を歩み出しました。現在はリアルレースに挑戦し、2024年にはCABANA RACINGからロードスター・パーティレースに出場予定です。
ゲームの詳細情報
『Project Motor Racing』は、PS5やXbox Series X|S、PC(Steam/Epic Games Store/Windows)向けにリリースされており、全年齢対象のレースシミュレーションゲームです。少人数プレイから最大32人までのオンライン対戦が可能で、クロスプラットフォームに対応しています。詳細や興味がある方は、公式サイトをチェックしてください。
公式サイトはこちら。
今回紹介したクラシックカーたちを、実際にストリートで体感したくなる方々には、ぜひこのゲームを通じてその魅力を堪能してほしいと思います。