保育士の視点を動画化
2024-12-17 11:45:50

幼児保育の質向上を目指す『まなざしプロジェクト』の取り組みとは?

幼児保育の質向上を目指す『まなざしプロジェクト』



東京都中野区にあるピノキオ幼児舎 野方保育園で、最近注目の取り組み『まなざしプロジェクト』が実施されました。これは、保育士の目線を動画化し、保育の質を向上させることを目的としたプロジェクトです。この取り組みを主導するのは、株式会社明日香の保育研究プロジェクト「子ねくとラボ」です。

プロジェクトの背景と目的


少子化が進む中、政府は「こども未来戦略方針」を策定し、保育施設の質向上を求めています。この状況を受けて、保育士たちのスキルや知識を組織全体に還元し、保育の質を高めるために『まなざしプロジェクト』が始まりました。このプロジェクトでは、保育士がウェアラブルカメラを装着し、実際の保育の様子を撮影。その映像を基に職員同士でのフィードバックを行い、より良い保育を実現することを目指しています。

プロジェクトの実施内容


今回のプロジェクトでは、ピノキオ幼児舎 野方保育園の保育士2名がウェアラブルカメラを装着し、生の保育環境を撮影。その後、編集された動画は職員レビューや勉強会で使用され、保育士間での学び合いを促進しました。また、固定カメラによるサポートも行われ、視点を多角的に分析することができました。参画した保育士たちは、自らの目線を振り返ることで新たな気づきを得ることができたといいます。

保育士からのフィードバック


参加した保育士たちは、自身の目線動画を見て様々な気づきを得たと述べています。例えば、1歳児クラスを担当するA氏は、「保育の意図を周囲に明確に伝える必要性を感じた」とコメントしました。また、4歳児クラスを担当するI氏は、「自分の視線が高いことに気づいた」とのこと。このような自己反省が、実際の保育にどのように活かされるかが今後の注目です。

保育士间の交流と学び


パートナーシップの強化もこのプロジェクトの重要なポイントです。保育士たちは、他の職員の目線動画を見て吸収した技術を自分の保育に取り入れることを考えています。「保育士間での深い議論を促進し、お互いの視野を広げることができる」との意見もあり、実際に様々なアイデアが生まれています。

今後の展望


この『まなざしプロジェクト』は、保育の質向上のみならず、新人教育にも活用されることを目指しています。特に経験の浅い保育士に対しては、実際の映像を通じて多くの学びを得る良い機会となるでしょう。また、他の保育園にもこのプロジェクトが広がることで、全体としての保育の質を向上させる効果が期待されています。 今後もこのプロジェクトの成果に目が離せません。

このように、保育士の目線を可視化し、組織全体での質の向上をめざす『まなざしプロジェクト』の取り組みは、今後の保育教育界において、新しいスタンダードとなることでしょう。私たちは、このプロジェクトを通じて、より良い保育環境の実現に向けた進展を見守っていきたいと思います。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

関連リンク

サードペディア百科事典: 保育士 目線動画 まなざしプロジェクト

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。