東京都美術館で人々のつながりを考える講座シリーズ開催
東京都美術館は、2023年に開館100周年を迎えるにあたり、特別なレクチャーシリーズ「人々のつながりを編む―美術館のこれからのかたち」を実施します。この取り組みは、美術館がどのようにしてコミュニティと関わり、今後どのような役割を担うべきなのかを多角的に考察する貴重な機会です。各講座では、専門家たちとの対話を通じて、現代の美術館がもつ可能性を深掘りしていきます。
美術館の変遷
東京都美術館は、開館以来、その使命や機能を常に見直しながら進化してきました。2012年のリニューアルでは「すべての人に開かれたアートの入口」という新たな理念のもと、アート・コミュニケーション事業を始めました。この事業では、美術館を訪れる全ての人々がアートと対話し、多様な感覚を育む機会を提供しています。
レクチャーシリーズの概要
本シリーズは、3日間にわたって多彩なテーマで構成されています。各講座は、手話通訳や日本語字幕も用意されており、誰もが参加しやすい環境が整えられています。参加は無料ですが、各回定員220名までとなりますので、早めの申し込みが推奨されます。
DAY1: 8月1日(土)
多様な背景を持つこどもたちが美術館での活動を通じて、他者との関わりを深める方法について考えます。
<登壇者> 岡崎智美、吉備久美子、河野佑美
- - アート・コミュニケータとコミュニティづくり(13:30~15:30)
アート・コミュニケータたちが美術館を拠点に築いてきたコミュニティの実践をご紹介し、活動の広がりを探ります。
<司会> 西村佳哲
DAY2: 8月2日(日)
- - 美術館という公共について(10:00~12:00)
自発的な活動を基に、市民が文化を創造する仕組みについて議論します。
<登壇者> 松村圭一郎、小牟田悠介、熊谷香寿美
ろう者や難聴者が持つ独自の視点からの表現活動に焦点を当て、美術館が協働する意義を探ります。
<司会> 工藤阿貴
DAY3: 8月8日(土)
- - 美術館とケアコミュニティ(10:00~12:00)
文化的なケアの実施例を解説し、美術館がどのように地域に貢献できるかを考えます。
<登壇者> 小川公代、熊谷香寿美
- - ふれることと鑑賞体験(13:30~15:30)
視覚以外の感覚がどのように鑑賞体験を深めるか、触図使用の実践を振り返ります。
<登壇者> 小川真美子、広瀬浩二郎、熊谷香寿美
このレクチャーシリーズは、聴講無料で全席自由席です。はじめから終わりまでアーカイブが後日公開される予定です。また、お申し込みは各講座ごとに専用フォームから行ってください。定員に達し次第、受付は終了しますので、早めのアクセスをお待ちしております。美術館の過去と未来に思いを馳せる素晴らしい機会をお見逃しなく!