新NISAからの1年を振り返る！2024年のお金の意識の変化とは

2024年お金の意識調査の結果

新NISAがスタートしてからの1年が経過し、2024年にはさまざまなお金に対する意識が変わったことが明らかになりました。マネーフォワードホーム株式会社の『マネーフォワード ME』を利用している家庭を対象に行った調査によると、ユーザーの49%が無駄遣いが減り、月平均で25,066円の家計改善を実感しているという結果が出ています。特にプレミアム会員はさらに効果を実感しているようです。

物価上昇と家計への影響

物価の上昇と円安が進む中、多くの人が支出の変化を感じています。特に食費や光熱費、外食費が増えたと感じる人が多くいた一方で、外食費や交際費、趣味・娯楽費が減少したとの回答もあります。このような状況下で、家計を見直すことが重要になってきています。

投資への関心の高まり

2024年を通して、「投資に対する意識が高まった」と答えた方が67%も存在しました。特に新NISAを活用している人は71%、その中でも68%の人がつみたて投資枠と成長投資枠を活用しています。多くの人が新たな投資の選択肢を見出し、将来の資産形成に向けて計画を立てていることがわかります。

デジタル給与とキャッシュレス決済

また、給与デジタル払いについては、導入を希望する人は19%にとどまり、これまで通りの現金支給を望む人が多数を占めています。しかし、キャッシュレス決済の利用者は99%に達しており、迅速な会計やポイントの獲得を目的に、多くの人がデジタル決済を選んでいることが分かります。

ポイントサービスの利用意向

利用するポイントサービスの数は多様化しており、77%の人が1～5種類を利用しています。貯めたポイントを利用すること自体が楽しいとの声も多く、今後もポイントを活用したお得な買い物が期待されます。

2024年冬のボーナスの使い道

冬のボーナスの使い道としては、投資をする人が最も多く、次いで貯蓄や趣味のために使いたいとの結果も出ています。2025年への移行に向けて、お金の使い方について改めて考え直すことが求められるでしょう。

ファイナンシャルプランナーのアドバイス

ファイナンシャルプランナーの齋藤綾香さんも、最近の調査結果についてコメントを寄せています。彼女によると、多くの方が新NISA制度を利用し始めているものの、具体的な投資商品についての知識が不足していることが見受けられるそうです。まずはそれぞれのライフプランを確認しながら、リスクを抑えた分散投資から始めることが勧められています。無駄な支出を削減し、効率的な資産管理を行うことで、2025年に向けた計画的なお金の使い方が実現できるでしょう。