スペースデータとCYPHICの戦略的協業で未来の電子戦を支える
株式会社スペースデータ(東京都港区、代表取締役:佐藤 航陽)と、電子戦スタートアップ株式会社CYPHIC(東京都千代田区、代表取締役:長谷川 雄太)が、電子戦および安全保障・レジリエンス分野における情報技術ソリューションの開発を共同で検討しています。この協業は、現代の安全保障環境の変化に応じた迅速な対応を目指しています。
現代の安全保障と電子戦
近年、物理的な攻撃を伴わない「ノンキネティック戦闘」が注目を集めています。特に、GNSS信号を偽装するスプーフィングや、電波妨害といった電子戦の脅威は、無人機や航空機、さらには船舶運行や社会インフラに深刻な影響を及ぼしています。これらのリスクに対抗するため、スペースデータとCYPHICの協業が実現しました。
スペースデータの技術
スペースデータは、衛星データや3D技術を駆使し、仮想空間でのシミュレーション学習を可能にする技術基盤「PROVIDENCE」を展開しています。この技術は、複雑なシナリオに対してシミュレーションを行う際に非常に有用です。
CYPHICのテクノロジー
一方で、CYPHICは日本における唯一の電子戦専門スタートアップであり、GNSSスプーフィングの検知や電波源の位置推定といった先端技術を持っています。同社の主要製品である「Cobra-EW」は、社会の安全を担保するために、電子的脅威からドローンやインフラを守る役割を果たしています。
協業の目的と具体的な取り組み
両社の協業の目的は、多様な電子戦シナリオに対するシミュレーションを通じて、新たな安全保障ソリューションを生み出すことです。具体的には、次のような取り組みを検討しています:
1.
電磁波のデジタルツイン化とシミュレーション - 現実の地形や建物を再現したデジタルツイン上で電磁波の影響を可視化し分析する技術の開発。
2.
自律的電子戦アルゴリズムの共同開発 - CYPHICの電子戦技術Cobra-EWとスペースデータの技術基盤PROVIDENCEを組み合わせた新たなアルゴリズムを共同で開発し、脅威の自律的検知・識別、迎撃および回避を実現する。
3.
共同ソリューションの提供 - 防衛省をくじけ、重要インフラの事業者向けにスプーフィング対策や妨害対策の技術を提供するための協業。
企業情報
株式会社CYPHIC
CYPHICは、「Cyber-Physical Intelligence」を掲げ、電磁波のセキュリティを保障し、位置情報の安全性を提供するとともに、国際的な技術連携を推進している企業です。
公式サイト:
CYPHIC
株式会社スペースデータ
スペースデータは、「宇宙を誰もが利用できる社会の実現」を目指し、宇宙とデジタル技術の結びつきを通じてさまざまな産業や社会基盤の創造に取り組んでいます。
公式サイト:
スペースデータ
まとめ
未来の安全保障を支えるために、スペースデータとCYPHICの協業は、ますます重要な役割を果たしていくことでしょう。電子戦という新たな戦場において、両社が持つ先端技術が結集されることで、より安全で強靭な社会の実現が期待されます。