富士フイルムフォトサロン「ポートフォリオレビュー/アワード2025」開催
2025年4月2日まで、東京の富士フイルムフォトサロンにて「ポートフォリオレビュー/アワード2025」が開催されています。このイベントは、45歳以下の若手写真家の作品を対象にしたもので、第一線で活躍する写真家たちが作品の講評を行います。入館は無料で、豊かな写真文化を楽しめる貴重な機会です。
写真展の魅力
ポートフォリオレビューでは、受賞者がレビュワーから受けたアドバイスを基に、より完成度の高い作品を展示します。また、受賞者やレビュワーによるトークイベントも開催され、作品制作の過程や感想を語り合う貴重な時間が設けられています。
受賞者紹介
小野 陽平「島のかたち」
小野さんは、10年間にわたって追い求めた島の風景を撮影し、その地形の変化とそこに生きる人々の営みを捉えています。彼の作品には、時の流れとともに形を変える自然と、その中で生きる人々の姿が繊細に映し出されています。
出展者コメント
「この島での経験は、私に新たな視点を与えてくれました。変わりゆく環境の中で、人々はどのように生きているのか、その時間が静かに流れています。」
千馬 聖司「ざわめきの肖像」
高松を舞台にした千馬の作品は、日常の中に潜む新たな側面を捉えています。夜に解放される街で、彼自身の新たな発見が作品となっています。
出展者コメント
「夜の高松で、街を一緒に感じながら撮影しています。自分と街とのつながりを再確認する瞬間があり、まさにそれが作品に反映されています。」
付 超「路傍のタニシ」
セルフポートレートを通して、移りゆく風景との関わりを描いた作品です。彼の視点は、周囲に溶け込むような小さな違和感を捉えています。
出展者コメント
「私は郊外を彷徨い、そこにいるタニシのように存在しています。この小さな違和感が、私にとっての新たな発見です。」
藤田 エイミ「合わない靴で来ちゃったみたい」
多様な文化を背景にする彼女は、自分自身を見つめ直すために写真を始めました。セルフポートレートを通して、自己疎外感を表現しています。
出展者コメント
「他人が撮ったように見えるセルフポートレートは、私の心の状態を反映しているのかもしれません。合わない靴を履きながら生きている感覚が、作品に色濃く出ています。」
開催概要
この展覧会は2026年4月2日まで、富士フイルムフォトサロン東京にて行われています。また、4月24日から5月7日まで大阪でも巡回展が開催されます。
入館料は無料で、大学や専門学校でも多くの応援を受けているこの企画は、したがってさらに多くの人に、作品との出会いを提供することを目指しています。
写真展関連プログラム
トークショーやギャラリートークの無料プログラムも予定されており、アートを楽しむ機会が豊富です。特に、レビュワーと受賞者によるトークイベントは、写真制作の舞台裏を知る良いチャンスとなります。
このポートフォリオレビューは、若手写真家たちの作品を広く紹介し、未来の写真文化に貢献する貴重な試みです。ぜひ、多くの人々に訪れていただきたいと思います。