JTBとJCB、JALが共同開催するハワイアイデアコンテストがスタート

株式会社JTBは、株式会社ジェーシービー（JCB）および日本航空（JAL）と協力し、初の共同プロジェクトとして「ハワイアイデアコンテスト」を開始します。これは、旅行先としてのハワイの魅力を引き出す新しいアイデアをテーマに18歳から29歳の学生を対象にしたコンテストです。応募は2023年8月20日から受け付けており、参加者には画期的な旅行プランの提案が求められています。

コンテストの狙い

このコンテストの背景には、JTBが発表した「JTB 海外旅行レポート2025」があります。このレポートによると、2024年の日本における海外旅行者数は2019年の水準に回復する見込みですが、特に20代女性の間での旅行需要の高まりが顕著です。実際、20代女性の海外旅行者数は、同年代の人口に比べて約30%を占めており、この層が海外旅行市場の活性化を引きつけていることがわかります。

若年層の抵抗感が少ない為替レートも影響し、より多くの学生にハワイという場所を身近に感じ、実際のビジネスを体験してもらいたいという思いから、今回のコンテストが誕生しました。優勝者にはハワイツアー企画権が贈呈され、実際の商品企画への参加も可能となります。

コンテストの詳細

コンテストに参加するには、専用のプレエントリーフォームにアクセスする必要があります。公式サイトのリンクはこちらです。審査は業界で活躍する4名の審査員によるもので、ハワイ州観光局のシニアマーケティングマネジャー高橋あやか氏、JTBパブリッシング出版コンテンツ事業本部の部長田村知子氏、謎解きクリエイター松丸亮吾氏、モデルのなごみ氏が参加します。

審査員の紹介

田村知子氏は、1995年にJTBグループに入社し、国内旅行雑誌『るるぶ』の編集に携わり続けてきたプロフェッショナルです。彼女の豊富な経験と視点が、コンテストの審査に大いに寄与することでしょう。

ハワイの魅力を次世代へ

今回のコンテストを通じて、若い世代の参加者がハワイの豊かな文化や観光資源への理解を深め、旅行に対する新たな興味を育んでいくことが期待されています。JTB、JCB、JALの3社は、学生たちの独自の視点とアイデアがハワイの魅力をさらなる可能性へと導くと考えています。

コンテストは学生にとって、ただの旅行アイデアを考える場ではなく、実際のビジネス体験を通じて多様な分野に目を向け、未来のキャリアに対する視野を広げる機会にもなります。この取り組みが有意義なものとなることを心から願っています。