キャリオットとStreamaxが手を組み、安全運転管理の新時代を切り拓く

株式会社キャリオット（以下、キャリオット）と日本鋭明技術株式会社（以下、Streamax）は、協業の一環として「Streamaxソリューションの日本市場展開」のための基本合意書を締結しました。これにより、運送業界の安全運転管理や事故リスクの低減を実現する新たなソリューションの提供が期待されています。

背景：運送業界の安全運転管理の必要性

近年、運送・物流業界では企業の社会的責任（CSR）がクローズアップされ、特に飲酒運転の撲滅や交通事故防止に向けた取り組みが強く求められています。2022年4月からは白ナンバー事業者に対するアルコールチェックが義務化され、2023年12月からはアルコール検知器の使用も必須となります。これに伴い、運転管理の厳格化がさらに進行しています。また、安全運転管理体制の強化は、企業のイメージ向上や従業員の安全確保、ひいては企業の持続的成長にも影響を及ぼす重要な要素とされています。

協業の狙い

キャリオットとStreamaxは、それぞれの技術的な強みに基づき、ドライバーと安全管理者に対して包括的かつ実用的な車両管理体験を提供することを目指しています。キャリオットの強みである車両動態管理システム「Cariot」は、リアルタイム位置情報管理や運転日報の自動化、アルコールチェックなどを一元的に提供しています。現在、350社以上の様々な企業に導入されており、実績も十分です。

一方、StreamaxはAIやビデオ技術に特化し、高精細映像やクラウドコンピューティングを活用して商用車の安全性や効率性の向上に注力しています。2024年度のBerg Insightの報告によると、同社は商用車ビデオテレマティクスシステムでの世界市場シェア第1位を達成しています。

連携による新たな価値

両社の協力により、事故リスクの低減と現場の管理効率向上を図ります。具体的には、大型車両の死角検知やコンテナ管理など、物流業界のニーズに応える多様なソリューションを提供し、ドライバーや安全管理者への付加価値を生み出します。これにより、日本市場における車両管理・安全運転支援ソリューションの提供に新たな価値をもたらし、業界全体のデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速させることを目指しています。

キャリオットとStreamaxの今後

キャリオットとStreamaxの連携は、業界全体にとって新たな可能性をもたらすことが期待されます。両社が持つ技術とノウハウを組み合わせることで、より安全で効率的な運送業界の実現に向けて邁進しています。今後の展開に大いに期待が寄せられるところです。

Streamax社概要

Streamaxは2002年に設立され、中国・深センを本社とするAIoTソリューションプロバイダーです。日本法人を設立したことで、安定した製品の品質と納期の確保を行っており、業界標準を確立しています。現在も世界中に3つのR&Dセンターと7つの海外子会社を持ち、さらなる事業のローカライズに取り組んでいます。

この協業により、キャリオットとStreamaxが提供するソリューションが業界全体の課題解決に寄与するでしょう。今後の活動にもぜひ注目してください。