バングラデシュのエンジニアが日本で活躍する新たな道を開くMOU締結

バングラデシュの優秀なITエンジニアと日本企業の架け橋

株式会社VENTURAS（ベンチュラス）は、バングラデシュのEast West University（EWU）との間で、日本企業向けのIT人材ありません。これは、バングラデシュ人エンジニアと日本企業とのマッチングを推進するための基本合意書（MOU）です。この提携により、過去7年間の実績を踏まえ、両国の人材交流の未来が開かれることが期待されています。

EWU大学とは

EWUは1996年に設立されたバングラデシュの私立大学であり、特にコンピューターサイエンス（CSE）および電気電子工学（EEE）の分野で非常に高い評価を得ています。約10,500人の学生が在籍し、CSE学部には1,200人が学んでいます。同大学の卒業生はGoogleやMicrosoft、NVIDIAなどの国際的な企業で活躍しており、ACM ICPC（国際大学対抗プログラミングコンテスト）の大会でも成果を挙げています。これにより、EWUはバングラデシュで確固たる地位を築いています。

MOU締結の背景

最近、日本では少子高齢化が進んでおり、ITエンジニアの供給が昔よりも減少しています。一方で、デジタル技術の発展に伴い、IT人材に対する需要は急激に伸びています。経済産業省の報告によると、2030年には最大79万人のIT人材が不足する見込みです。このような状況の中で、日本国内だけでは需要を満たすことが難しくなっています。

日本企業が困難を抱えている一方で、バングラデシュは若年層の人口が豊富で、優秀なIT人材を輩出する国として注目されています。特にEWUのCSE学部は、実践的なカリキュラムを提供しており、図書館には多数の情報が整備されていて、学生は世界基準のスキルを身につけることができます。そしてどうように、本MOU締結によって、日本企業は優れた若手ITエンジニアを採用できるチャンスを得ます。

両社からのコメント

VENTURASの代表取締役社長、上田代里子氏は、「本提携を通じて、バングラデシュの優れたIT人材が日本企業で活躍する場が広がることを大変嬉しく思っております。日本のIT業界が直面する人材の問題を解決し、両国の発展に寄与してまいります」と語っています。

一方、EWUの副学長であるProf. Dr. Mohammad Ashik Mosaddik氏は、「今回のMOUの意義は非常に大きく、EWUの学生たちが国際的キャリアを築くための新たな機会を得ることができます。日本企業で学び、高めていくことを期待しています」と述べています。

今後の展望

今後、VENTURASとEWUはキャリアセミナーの実施や企業とのマッチングイベント、日本語教育の充実化を図る計画です。これにより、バングラデシュと日本の人的交流がさらに進むことを目指しています。

会社情報

VENTURASは、2015年にバングラデシュで初めてのEdTech企業として設立され、「誰もが主体的に未来を選べる社会をつくる」というミッションを掲げています。日本でも事業を展開し、教育・採用支援に注力しています。

バングラデシュは1億7,000万人の人口を持ち、平均年齢が非常に若い国です。現在、IT産業が特に注目されており、「スマートバングラデシュ」政策の下でのデジタル化の進展が期待されています。