東京で体感する国産タオルの魅力

この夏、渋谷で開催される『タオル万博』では、愛媛県今治市が誇る国産タオルの魅力を体感することができます。株式会社今治あきない商社が企画するこのイベントは、2025年7月の4日間にわたり、今治タオルのさまざまな事業者が集まります。吸水性や安全性に優れた今治タオルを、実際に手にとってその品質を実感できる特別な機会です。

今治タオルとは

今治タオルは、愛媛県今治市で生まれたタオルブランドであり、国内外でその品質が高く評価されています。その理由としては、優れた吸水性や毛羽落ちの少なさ、安全性などが挙げられます。特に吸水性の高さは、その独自のテストにより証明されています。このテストは、タオル片を水に浮かべ、5秒以内に沈むかどうかを確認するもので、この基準をクリアしたものだけが“今治タオル”として認定されるのです。この高い吸水性により、使用するシーンでの心地よさを感じることができます。

また、今治タオルは厳格な検査基準に合格することで、洗濯を繰り返しても毛羽が出にくい特性を持っています。特に敏感肌の方や赤ちゃんにとっても安心して使用できるタオルとして、多くの信頼を寄せられています。

『タオル万博』の開催概要

『タオル万博』は、2025年7月の12日と13日、26日と27日の4日間にわたり、渋谷サクラステージで開催されます。このイベントでは、今治タオルに関わる多くの事業者がその商品の魅力を直接来場者に伝える形式で展示を行います。出店企業には、今治タオルを取り扱う数々の企業が参加しており、それぞれのこだわりの商品を並べます。

出展予定の企業は以下の通りです。

- 7月12日(土)・13日(日):

- 株式会社藤高
- 村上パイル株式会社
- 株式会社丸山タオル
- 浅野撚糸株式会社

- 7月26日(土)・27日(日):

- 正岡タオル株式会社
- IKEUCHI ORGANIC株式会社
- 株式会社プラーナル
- 株式会社丸中

このイベントでは、来場者が自分のお気に入りのタオルに投票するアンケートも行い、抽選で各社のお気に入りタオルをプレゼントする企画も用意されています。

現在のタオル市場と国産タオルの重要性

今では日本国内で流通しているタオルの約85％は、価格面で優位性のある海外製品で占められています。このような状況の中、今治タオルのような国産タオルの品質の高さをもっと多くの人に実感してもらう必要があります。『タオル万博』は、そのための重要なステップと位置づけられています。国内産タオルの魅力を直接伝え、大切に使ってもらう文化の醸成を目指しています。

今治タオルの新たなファンづくり

『IMABARI広場』は、単なる展示会ではなく、今治タオルを通じて、今治の人や風景、文化を都市部にリアルに届けることを目的としています。参加者には、今治の多様な魅力を知ってもらうことを目的とし、地域経済の活性化や関心を持つ市外の人々とのつながりを促進します。都心と地方をつなぐ架け橋となることが期待されています。