高硬度鋼加工の新たな選択肢、IXエポックディープボール-TH3登場！

高硬度鋼加工の新たな選択肢、IXエポックディープボール-TH3

2025年2月20日に、東京都墨田区に本社を置く企業、株式会社MOLDINOが新製品「IXエポックディープボール-TH3」を発売します。この製品は、高硬度鋼の加工に特化したボールエンドミルで、近年の金型製造におけるニーズに応えるものです。

開発背景と課題

金型の高機能化と高性能化が進む中、使用される金型材料の硬度も上昇し、加工精度を維持することが一層難しくなっています。この背景の中で、高硬度鋼の加工においては、工具摩耗が大きな問題として浮上しています。この摩耗によって、削り残しが発生しやすく、高精度な加工が求められる状況でさらなる技術革新が必要と言えるでしょう。

このような課題を解決するため、MOLDINOは新開発のボールエンドミルを投入しました。

IXエポックディープボール-TH3の特徴

この新製品は、超々微粒超硬素材を採用し、耐摩耗性と耐欠損性を従来の素材を超えて向上させています。特に、60HRCクラスの高硬度鋼においては、工具寿命が従来と比較して格段に伸びることが期待されます。これにより、高価なcBN工具からのシフトにも適しています。

また、ショートシャンク設計により、焼き嵌めホルダに最適で、取り扱いの効率性も考慮されています。

さらに、外径の実測値をラベルとして表記しているため、ユーザーは手間なく実測値をCAMソフトに反映できるというメリットも享受できます。