アセットマネジメントOneが議決権行使ガイドラインを改定、持続可能な経営を促進
アセットマネジメントOneの新しい議決権行使ガイドライン
アセットマネジメントOne株式会社は、東京都千代田区に本社を置く資産運用会社です。このたび、同社が導入する議決権行使ガイドラインと議案判断基準が改定されました。これは、持続可能な経営を促進し、株主価値を向上させることを目的としたものです。
1. 国内株式の議決権行使の現状と課題
アセットマネジメントOneでは、これまで議決権行使に関するガイドラインを遵守し、企業の経営品質向上に寄与してきました。しかし、近年の経済環境の変化や企業経営に対する期待の高まりを受け、さらなる見直しが必要とされました。
・改定の背景
主な改定点は、資本効率や株価に配慮した経営を促す指標の見直しです。2024年9月27日に公表された中長期視点に基づくスチュワードシップ活動のロードマップを受けて、今後の施策が策定されています。
2. 2026年4月から適用される主要事項
(1)取締役の選任基準
改定後の基準では、業績基準の中で新たに設定されたTSR基準に注目が集まります。この基準は、短期的な株価の変動による影響を軽減するために見直されています。具体的には、対象企業が「3期連続で東証プライム市場上場企業のTSR下位1/3分位未満」かつ「5期間TSRも下位1/3分位未満」である必要があります。
(2)資本政策に関する明文化
新たなガイドラインでは、財団法人設立などに伴い、第三者割当てを引き受ける有利発行に対して原則反対する姿勢が示されています。これにより、企業資本政策における透明性と一貫性が向上することが期待されます。
3. 2027年4月に予定される事項
(1)取締役会の機関設計
法定あるいは任意として、指名・報酬委員会が設置されていない場合には、原則として代表取締役に反対票を行使する考えです。これは、特にTOPIX500構成銘柄に適用されます。
(2)取締役会の構成に関する新ルール
また、大株主出身の取締役が社外役員候補として上程される際には、原則として代表取締役または指名委員会の構成員に反対票を投じることが予定されています。
4. アセットマネジメントOneの貢献
アセットマネジメントOneは、資産運用業界で確固たる地位を築いています。2016年に設立され、運用資産残高は約76兆円に上ります。同社は「投資の力で未来をはぐくむ」というコーポレートメッセージのもと、伝統的な資産運用から最新の運用戦略まで、多様なニーズに応えるソリューションを提供しています。
5. まとめ
アセットマネジメントOneの新しい議決権行使ガイドラインは、株主の利益を考慮した上で企業の持続可能な成長を促す重要なステップです。これを実現するためには、企業と投資家の協力が不可欠です。今後の展開に期待が寄せられます。