東京都港区に本社を構える株式会社長谷工コーポレーションが手掛ける賃貸マンション「サステナブランシェ本行徳」で、8月23日に地域住民を対象にした防災フェアが成功裏に開催されました。このイベントは、居住者や地域住民約300人が参加し、メタバース技術を駆使した「バーチャル防災訓練」や防災に関する最先端技術を体験できる貴重な機会となりました。
防災フェアでは、実際に消防局と協力し、周辺の徳願寺で初期消火訓練や震度7を体感できる起震車を利用した地震体験が行われました。参加者は、自らの身を守るための知識を深めると同時に、マンションの防災設備の有効性も学ぶことができました。
イベントの内容
今回の防災イベントでは、長谷工グループによる防災技術の紹介が行われ、「バーチャル避難訓練」や「排水管逆流防止システム」の説明など多彩なプログラムが提供されました。特に注目すべきは、オールデジタルで行える「バーチャル防災訓練」です。この取り組みは、従来の訓練に参加し辛い住民にも手軽に参加する機会を提供し、防災意識を高める効果が期待されています。
参加者は、火災が発生した場面での消火活動をシミュレーションし、バルコニーからの避難方法を学ぶ体験をしました。*
示される新技術
排水管逆流防止システムは、ゲリラ豪雨など極端な天候により発生する排水の逆流を防ぐもので、システムが作動した際にはインターホンで通知がされる仕組みです。また、純水素燃料電池による電源供給が可能なことも紹介され、停電時でも二酸化炭素を排出せずに緊急時に活用できる電源が供給されることを体感しました。
この発電システムでは、冷蔵庫やエアコン、充電スタンドなどが利用可能で、参加者はその実力を実体験しました。防災拠点としての役割を担う本物件では、地域住民の安心感を高めるための技術が数多く導入されています。
消防訓練の模様
また、市川市消防局による消防訓練も行われ、居住者らは火災時の避難法を学ぶことができました。特に、子供たちには消防服を着ての記念撮影や消火器の使い方を習う体験が大人気でした。こうした活動は地域と連携し、安心安全な生活をサポートするために不可欠です。
サステナブランシェ本行徳の取り組み
サステナブランシェ本行徳は、2023年に全面改修を果たしたマンションで、CO2排出量を実質ゼロにすることを目指しています。36戸のうち13戸では居住型実験住宅「RESIDENCE LABO」が設けられ、最新の省エネ技術とIoTを活用した実験が行われています。これにより、持続可能な社会を構築するための新たな住まいの価値が提案されています。
結論
今後も長谷工コーポレーションは、防災意識を高めつつ、安全な居住環境の提供に努めていきます。また、地域住民と共に手を取り合い、持続可能な社会構築を進めていく姿勢で取り組むことを約束します。地域の防災拠点として、更なる発展を目指していきます。