TIFFCOM 2025:国際映像コンテンツの未来を探る
アジアを代表するビジネス・コンテンツマーケット「TIFFCOM 2025」が、10月29日(水)から31日(金)にかけて、東京都立産業貿易センター浜松町館で開催されます。今年で22回目となる本イベントは、日本国内外の映画、TV、アニメなど多彩なコンテンツが集結し、業界関係者の交流の場となります。
グローバル化と強化されたセミナーラインナップ
グローバルな映像コンテンツの市場が活況を呈する中、TIFFCOMは昨年よりもさらにパワーアップして開催されます。出展登録とビジター登録が急速に進んでおり、世界中からバイヤーやプロデューサーが集結します。
今年の注目は、業界最新情報を提供する20本のセミナーです。これらのセミナーでは、国際共同制作や海外展開の戦略について議論され、国内外のキーパーソンやクリエイターが様々なトピックスを紹介します。特に注目されるのが、Netflixの『ONE PIECE』実写シリーズのエグゼクティブ・プロデューサー、藤村哲也氏による日本IPのグローバル映像化についてのセミナーです。
東京国際映画祭との連携
TIFFCOMは、第38回東京国際映画祭(TIFF)と併設される形で行われるため、映画祭の雰囲気とともにビジネスネットワーキングを楽しむことができます。今年もパネルディスカッションやケーススタディなど、多彩なプログラムが用意されています。特に、『死のキッチン』という作品がTIFFコンペティション部門に選出されるなど、国際共同制作の具体例を通じて、参加者たちは現場の最前線を体験することができます。
IPマーケットと資金調達のチャンス
今年新たに進化する「Tokyo IP Market」は、日本のマンガや小説などの映像化権の売買が行われ、リメイク権を持つ映像制作会社が参加します。これにより、日本のコンテンツがさらに多くの映像作品に展開される見込みです。また、「Tokyo Gap-Financing Market」は、資金調達が求められる映像企画と業界エキスパートとのマッチングを行い、参加するプロデューサーを支援します。特に東南アジアからの企画が増えている点が目を引きます。
イベント出展予告と次回の展望
2025年のTIFFCOMは、海外の映像プロデューサーとのマッチングや、セミナーの企画に注力し、国際共同製作や海外展開のサポートを強化して参ります。
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