金賞受賞・K.L.V
2025-09-18 15:30:59

光のアート装置K.L.Vが日本空間デザイン賞2025で金賞受賞

光のアート装置K.L.Vが日本空間デザイン賞2025で金賞受賞



大阪・関西万博の関西パビリオン滋賀県ブースで展示された、光をテーマにしたインスタレーション作品「K.L.V」が、「日本空間デザイン賞2025」において、部門最高の金賞を受賞しました。この受賞により、アーティスト松尾高弘が展開する新たな光の表現の可能性が、改めて注目を集めています。

K.L.V(キネティック・ライト・ビジョン)とは?


K.L.Vは、独自に開発されたアート装置で、球体が空間で浮遊する様子を実現するものです。直径0.27mmの細いワイヤーによって吊られた半透明のアクリル球体には、特殊な照明が投光されており、高精度なモーター制御により上下に動きます。さらに、0.2度の特殊なフルカラーLEDスポットライトが真下から照射することで、ボリューム感あふれる視覚的体験を提供しています。これにより、観る人は、球体が滑らかに発光し、形状や色彩の多様な表現を楽しむことができます。

展示内容と体験


「K.L.V」では、滋賀県が誇る自然や文化をテーマにした映像が、曲面スクリーンやミラーと組み合わせられ、観る者を幻想的な世界へ導きます。九品の滝や琵琶湖の昼景と夜景、さらには琵琶湖花火大会をインスパイアしたシーンが織り交ぜられ、まるで滋賀の風景が目の前に広がるようです。これにより、万博を訪れる多くの来場者に、日本の自然と美意識を体感させることを目指しています。

松尾高弘 概要


K.L.Vを手がける松尾高弘は、光のアーティストであり、株式会社ルーセントデザインの代表を務めています。彼は九州芸術工科大学大学院を修了後、自然界の現象からインスピレーションを受けた繊細な光の表現を行い、公共空間でのインスタレーションや、多様なエキシビションでの作品制作を行ってきました。彼の作品は、光を通して人々の感情に訴えかけるもので、様々なブランドとのコラボレーションも行います。

日本空間デザイン賞


「日本空間デザイン賞」は、2019年に設立された日本最大級のデザインアワードで、空間デザインの新たな可能性を広げることを目的としています。卓越したデザインや優れたデザイナーを発掘し、世界に発信する試みは、多くのデザイナーの創作の励みとなっています。

松尾高弘は、この受賞を大きな励みとし、今後もさらなる創造と挑戦を続けていくことを約束しています。今回の金賞の受賞を受けて、北海道から沖縄まで、日本中の方々に光のアートの魅力を届けていくことでしょう。

まとめ


光のアートインスタレーション「K.L.V」は、その美しさと感動をもたらす体験から、日常に新たな視点を与えてくれる作品です。K.L.Vの受賞は松尾高弘のこれまでの努力が実を結んだ瞬間であり、今後のさらなる発展が楽しみです。


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