京都駅にて多機能ロッカー「マルチエキューブ」設置
京都の玄関口、京都駅に新たなサービスが誕生します。公益連携プラットフォーム「KYOTO CITY OPEN LABO」を通じて、東海旅客鉄道株式会社(JR東海)とJR東日本スマートロジスティクスが協力し、手ぶら観光の促進を目的とした多機能ロッカー「マルチエキューブ」が導入されます。手荷物を気にせずに観光を楽しむことが可能になるこの取り組みは、観光客の利便性を高め、同時に市内バスの混雑を緩和することにも寄与します。
多機能ロッカーの特徴
新設される「マルチエキューブ」は、従来の荷物預かりに加えて、宿泊ホテルへの当日配送機能を備えたロッカーです。このロッカーを利用することで、旅行者は大きな荷物を持ち歩くことなく、身軽に観光を楽しむことができるようになります。
- - 荷預け: 一時的な荷物の預け入れが可能です。
- - 宿泊ホテルへの配送: 当日11時までにロッカーに荷物を預ければ、提携宿泊施設に当日中に配送してもらえます。
予約は利用日の1か月前から可能で、ホテルへの配送は当日9時30分まで予約できます。
利用料金とシステム
利用料金は、サイズに応じて異なります。以下の料金体系です。
- Sサイズ: 400円/日
- Mサイズ: 500円/日
- Lサイズ: 700円/日
(午前2時を過ぎると翌日分も追加で請求されます)
午前11時までに荷物を預け、当日18時頃に配送されます。料金は、
- Sサイズ: 1,500円
- Mサイズ: 1,600円
- Lサイズ: 1,700円
となります。
支払いはキャッシュレス決済(ICカード、クレジットカードなど)に対応しており、現金は使えません。
設置場所と開始日
この多機能ロッカーは、京都駅八条口の「みやこ夢てらす」1階に設置されます。サービスは、令和7年6月12日(木)午前10時から開始します。
観光と交通の未来へ
この取り組みは、京都市交通局の街づくりの一環としても位置づけられています。「バスから地下鉄への利用誘導」と「手ぶら観光の推進」を通じて市バスの混雑緩和を目指しています。さらに、提携する観光特急バスや地下鉄の1日券など、便利な交通プランの紹介も行われ、観光客がより快適に移動できる環境を整えています。
「KYOTO CITY OPEN LABO」は、京都市が抱える様々な社会課題を解決するために、民間企業の技術やアイデアを募集する公民連携のプラットフォームです。今後も市と企業が協力し、京都らしいおもてなしをさらに充実させる取り組みが期待されます。
手ぶらで観光を満喫できる多機能ロッカー「マルチエキューブ」を利用して、ぜひ新しい京都の魅力を発見してください!