伍代夏子が歌う防犯啓発イベント、国際電話利用の休止を呼びかけ

伍代夏子が歌で伝える防犯の重要性

台東区で特別な防犯啓発イベントが行われ、伍代夏子特別防犯支援官がその主役となりました。このイベントは、特殊詐欺やその他の詐欺から地域の人々を守るために開催され、歌と防犯啓発を掛け合わせた新しい試みとして注目を集めました。

特殊詐欺の現状

最近、台東区で発生している特殊詐欺は非常に深刻な状況です。約70%が「警察官を名乗る詐欺」に関連しており、この実態を受け、地域の高齢者を中心に正しい知識を広めることが急務となっています。特に、詐欺師たちは緻密に計算された手口を使い、不安を煽りながら被害を拡大させています。

イベントの詳報

この防犯啓発イベントは、2018年から全国47都道府県警察とともに進めている「ストップ・オレオレ詐欺47」プロジェクトの一環です。第一部では、下谷署の署長が区内の被害状況を報告し、特に「ニセ警察詐欺」の被害拡大について説明しました。「国際電話の利用休止」という新しい対策も提案され、観客はその重要性を実感しました。

続いての演歌コンサートでは、伍代夏子特別防犯支援官を含む4名の人気演歌歌手が登場し、多彩な楽曲を披露しました。歌を通じて観客に防犯啓発のメッセージを届けることを目的とし、大いに盛り上がりました。

重要なメッセージ

演歌の後には、伍代支援官が最近の詐欺手口について具体的に説明。「捜査対象」にされているという言葉を使って電話をかける詐欺が蔓延していますが、正規の警察がそのような手法を取ることはありませんと強調しました。「すべて詐欺である」という認識を持ち、周囲に注意を呼びかけることが大切です。

また、特殊詐欺の多くは国際電話を通じて行われるため、知らない番号からの着信には出ないこと、留守番電話を設置することが重要だと述べました。しかし、それに加えて、最も効果的なのは「国際電話利用休止申請」を行うことだと強調し、専用の申請書を配布しました。