映画『レンタル・ファミリー』と音楽コンサルタントへの道
2023年2月27日、ブレンダン・フレイザー主演の新作映画『レンタル・ファミリー』が全国で公開されます。この作品の音楽コンサルタントを担当したのが、東京を拠点にする株式会社Black Cat White Cat Musicです。この会社は、映画やテレビ番組の音楽設計をする専門家集団で、代表の松宮聖也氏がその中心となっています。
Black Cat White Cat Musicは、HIKARI監督の前作『37セカンズ』に続いて、HIKARI監督の作品に2度目の参加ということになります。これまでの経験を活かし、映画のプロデューサーからの相談を受けて、音楽に関する幅広い役割を担う形での参加が実現しました。音楽は映画の感情を豊かに表現する重要な要素であり、それを担うミュージックスーパーバイザーの存在は不可欠です。
音楽コンサルタントの役割について
ミュージックスーパーバイザーとして、松宮氏はプロジェクト全体の音楽設計を指揮します。制作過程では、劇伴を作成する場面を選定する「スポッティング」、参考楽曲の提示、さらに既存楽曲の選定とライセンス手続きなど、多岐にわたる責任を持っています。
音楽コンサルタントは、作品の雰囲気やテーマに応じて音楽の方向性を決定する重要な役割です。映画において音楽は、ストーリーやキャラクターの感情を増幅させ、観客の心に深く響く要素です。松宮氏は「音楽は文化や言語を超える普遍的な表現」と語り、世界中の人々に共感される作品を作り上げることを目指しています。
これまでの実績
Black Cat White Cat Musicは2018年に設立され、それ以来、多くの映画やドラマの音楽を手掛けてきました。最近の作品では、Netflixの独占配信ドラマ『さよならのつづき』や、フジテレビと米スカイバウンド社の共同制作ドラマ『HEART ATTACK』、さらにはコゴナダ監督によるA24配給作品『アフター・ヤン』などがあります。これらの作品でも、松宮氏やそのチームが音楽による力強い表現を追求してきました。
グローバルな視野を持つ音楽エージェンシー
Black Cat White Cat Musicは、東京を中心にロサンゼルスやタリンといった国際的な拠点を持ち、日欧米の映画や広告音楽の制作を行っています。幅広いネットワークを駆使し、世界中のアーティストと連携することで、国の壁を越えて音楽を制作することを目指しています。日本の曲を海外に、また海外の音楽を日本に届ける活動を積極的に行っています。
代表の松宮聖也氏の思い
松宮氏は、日本のコンテンツが世界でより一層視聴される中で、グローバルスタンダードな音楽提供を目指すことに情熱を注いでいます。「文化や言語、制作環境が異なる中でも、音楽は感情や物語の核に触れる非常に普遍的な表現です」と述べ、観客に感動を与える音楽表現の実現に向けて、今後もクリエイターと共に創意工夫を続ける意向を示しています。
このようにして、日本の映像作品に強い音楽的背景を提供し、国内外に新たな感動を与え続けるBlack Cat White Cat Musicの活動から目が離せません。今後も、様々な作品での音楽表現に注目したいところです。