不思議な恋物語！『城の少年』刊行5周年記念イベント開催！

不思議で切ない物語『城の少年』

今年、絵本『城の少年』が5周年を迎えました。この作品は、怪奇幻想作家として名高い菊地秀行氏が手がけ、注目のイラストレーターNaffyが絵を担当しています。表紙から感じる神秘感に誘われて、どんな物語が描かれているのか気になってしまう人も多いのではないでしょうか。

物語のあらすじ

タイトルの通り、物語の舞台は大きな城です。この城に住む少年は一人きり。かつては多くの人々が暮らしていたものの、ある日突然その姿を消してしまいました。寂しい思いを抱える少年の日常は、外の世界との接点がほとんどないものでした。

そんなある秋の夜、城の庭にやってきたのは放浪者たち。彼らは無人の城だと勘違いし、賑やかな音楽を奏でながら、テントを張って生活を始めます。しかし、少年は彼らの存在に気づくこともなく、深い孤独に包まれています。

しかし運命は変わるもの。深夜、ひとりの少女が踊りの練習をしている姿を偶然目撃した少年。その瞬間、彼の心に温かい感情が芽生えます。それは、彼がこれまで感じたことのない鮮やかな感情でした。こうして、不思議な少年と流浪の少女の物語が展開されていくのです。

菊地秀行氏のコメント

著者である菊地秀行氏から届いたコメントも、作品の魅力を引き立てるものとなっています。「城の少年のもとを訪れた黒衣のハンターとは……さあ、その名を呼んでみるがいい」と記されており、物語の深い世界が垣間見えます。この言葉には、読者を物語の中へと引き込む力があります。彼の言葉を読むことで、読者は自分の中にある感情を再発見できるかもしれません。

イラストにはNaffyの独特な世界観

絵を担当したNaffyは、絵本や童話の挿絵を中心に活動しています。作品の絵は、温かくも不思議な雰囲気を醸し出しています。色合いやキャラクターの表情など、細かい部分にこだわった彼女の絵は、物語の内容と見事に調和し、読者をより深く物語に引き込んでくれます。

作品の購入について

『城の少年』は、書店やオンラインショップで手に入れることができます。定価は1,760円で、ISBNは9784867161005です。特別にアートやストーリーの魅力を表現したこの絵本は、子どもたちだけでなく、大人にとっても感動を与える一冊となるでしょう。

こどものほん編集部の魅力

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