ギリアド・サイエンシズが2025年第4四半期及び通期業績を発表
2025年第4四半期におけるギリアド・サイエンシズの業績が発表され、注目すべき成果が報告されました。ギリアドのCEO、ダニエル・オデイは、この成果がHIV予防薬「Yeztugo」の米国での市場投入成功や「ビクタルビ」と「デシコビ」の継続的な成長によるものであると述べています。これにより、2025年は非常に好調な年となり、また2026年には新たながん治療薬やHIVに対する新しい治療選択肢が期待されています。
第4四半期業績の概要
2025年第4四半期の収益は79億ドルと2024年同期比で5%の増加を記録しました。この主要な要因は、HIV製品や肝疾患薬の売上上昇によるものです。ただし、COVID-19関連治療薬「ベクルリー」の売上が37%減少したことも影響し、全体業績に影を落としました。
この四半期における希薄化後の1株当たり利益(EPS)は1.74ドルで、前年同期の1.42ドルから上昇しています。この結果は、法人税優遇措置や他の要因によるもので、全体の財務パフォーマンスを反映しています。しかし、非GAAPベースのEPSは1.86ドルと若干の減少となり、買収後の研究開発費の影響があったことが背景にあります。
製品別売上の詳細
2025年度の製品売上高は289億ドルと前年同期比1%増、ベクルリーを除く売上高は280億ドルで4%の増加を示しました。特にHIV製品の売上が208億ドルに達し、需要の高まりが顕著に表れています。また、ビクタルビの売上高は143億ドルで7%の増加を見せ、デシコビについては、販売数の増加と価格上昇が相まって31%の成長を遂げています。
一方で、肝疾患領域では、Livdelziの需要増により8億4400万ドルという売上を計上しました。これに対し、ベクルリーの売上は9億1100万ドルと前年同期比で49%減少し、COVID-19関連の入院率が下がったことが影響しています。
今後の見通し
ギリアドは、2026年の業績見通しを発表し、製品売上高は29,600万ドルから30,000万ドルと予測されています。この中において、HIV関連薬や肝疾患治療薬の需要がさらに高まることが期待されています。CEOのオデイは「2026年にはさらに革新的な製品を市場に提供し、患者さんの期待に応えられると信じています」とも語っています。
今後の展開として、HIVに対する新治療やがん治療薬の市場投入が期待され、特にYeztugoにより、治療の選択肢が拡大することが予想されています。また、長期的な成長を見込んだ戦略的な投資が注目されています。
結論
ギリアド・サイエンシズは、2025年において確固たる業績を上げ、特にHIVおよび肝疾患治療薬の成長が顕著でした。新製品の上市や革新的な治療法の開発により、未来に向けた期待が高まる中、今後の動向に注目が集まります。企業は、医療の進歩とともに、持続的な成長に向けた道筋をつけていくことでしょう。