Visaが創造するB2B決済の未来を見据えたセミナー開催のご案内

Visaが描くB2B決済の未来



2025年11月6日、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社が開催した「Visa B2Bフォーラム」において、最新のB2Bカード決済の動向と展望が議論されました。このセミナーは、全国のVisaカードを発行している地方銀行やクレジットカード会社を対象に行われ、50社を超える企業が参加したことから、その関心の高さが伺えます。

日本の企業間取引は年間1,000兆円以上に達しており、その市場は非常に魅力的ですが、いまだに多くが銀行振込で行われていて、カード決済の普及率は1%未満と圧倒的に低い状況です。Visaによる調査では、日本の中小企業の3割以上がメインバンクに地方銀行を選ぶ傾向があることが示されています。これは地域の信頼基盤が強いことを意味していますが、地方銀行の法人カード取扱高のシェアは未だ小さいため、成長の余地が大きいのが現状です。

Visaは、この状況を好機と捉え、地方銀行と連携して中小企業のキャッシュレス化を進める戦略を強調しています。これにより、地方銀行には新しい収益機会が、中小企業には経費精算の効率化やキャッシュフローの改善がもたらされ、双方にとってプラスの効果を期待しています。

フォーラムの内容とゲストスピーカー



フォーラムでは、Visaの法人ソリューションズ本部長である松田 海氏が、法人カードマーケットのトレンドについての講演を行ったほか、ディレクターらが企業事例を共有し、Visaが提供するソリューションにも触れました。特に注目を集めたのは、B2B決済の重要性を探る調査結果で、カード決済を導入することによるコスト削減と売上増加が具体的に示されました。

また、特に中小企業向けに先進的なサービスを提供している企業からも、ゲストスピーカーとして参加をいただきました。イーエフピー株式会社の花田京氏からは、「銀行の中小企業開拓を加速する法人クレジットカード推進術」について、LayerXの水野広明氏からは「中小企業バックオフィスの課題とAIエージェントの未来」についての講演があり、エメラダ株式会社の古川直樹氏は「お客様のメインカードになるための法人カード与信」についてお話しされました。これにより中小企業のカード決済推進の課題や今後の可能性を理解する良い機会となりました。

参加者からの反響



このセミナーには多くの参加者が集まり、寄せられた意見は非常に前向きでした。「最新のB2Bの動向を知ることができた」「すぐに取り組みたい」などのコメントが寄せられ、Visaにとっても大きな成果を挙げたイベントとなりました。今後もVisaは顧客への情報共有を続け、中小企業向けのサービスの認知拡大に努めていく方針です。

Visaは地方銀行と共に、日本の中小企業のB2B決済のデジタル化を推進し、地域活性化にも貢献していく考えです。これからの日本のビジネスシーンにおいて、B2B決済はますます重要な役割を果たすことでしょう。

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