国立公園を活用した新たな滞在型観光モデルの提案
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)が、環境省と連携して全国の国立公園における滞在型観光の魅力向上を目指し、「地域の自然資源を活用した滞在型観光の実現に向けた取り組み事例集」を作成しました。この事例集は、地方公共団体や民間企業、まちづくりを担当する人々が、観光の新たな価値を創造するための具体的な取り組みを紹介します。具体的には、2026年3月31日に、環境省から公式に発表される予定です。
官民連携の重要性
国立公園を舞台にした滞在型、高付加価値観光の推進には、地域資源の活用が不可欠です。このためには、これまで行政主体で進められていた公有地の利用の仕方を見直し、民間の知恵やノウハウを積極的に導入する必要があります。特に、公的財源が限られる中でも、高品質な観光体験を提供するためには官民連携が重要とされています。
その一環として、EYSCは「国立公園満喫プロジェクト」にも関与しており、全国各地の自然公園や観光資源を活用した取り組みを考慮しながら、先進的な事例を収集しました。この事例集は「地域での推進体制づくり編」と「公有地を活用した官民連携スキーム編」の2冊に分かれており、各地域の実績をもとに、背景や経緯、取り組み内容、成果、事業スキームを詳しく整理しています。
インバウンド需要の視点
近年、国際的な自然環境に対する興味が高まり、観光者の価値観も変化しています。特に、持続可能な体験への関心が高まる中で、自然と調和した形での高付加価値な滞在体験が求められています。EYSCの代表である近藤聡社長は、「この事例集は、地域がどのように観光推進体制を構築し、官民連携による事業化を進めてきたかを示している」と述べています。事例集では、民間の知見の活用、資金の工夫、合意形成、そして環境への配慮など、現場での重要な要素が整理されています。
環境省との連携
EYSCの公共・社会インフラセクターのチームが作成したこの事例集は、自然資源を活用した高付加価値観光の推進のみならず、地域の持続可能性を高めることにも寄与することを目指しています。より豊かな観光体験が地域にもたらす影響を最大化することで、地域経済の活性化にも繋がるでしょう。
本事例集は環境省のウェブサイトで公開されているため、誰でも簡単にアクセスできます。「優良事例集」は、地域が自らの自然資源を活かし、多様な観光体験を提供するための貴重なリソースとなるでしょう。
それでは、今後の国立公園を舞台にした観光業の発展に期待が寄せられる中、どのような新しいモデルが生まれるのか楽しみにしましょう。