日本初のインクルTechサミットが開催されます
社会的課題をテクノロジーで解決するスタートアップ企業、株式会社Lean on Meが主催する「インクルーシブサミット2025」が2025年10月24日(金)に東京で開かれます。このイベントは日本初の試みで、「インクルTech」という新たな視点から多様性の包摂を探求します。
インクルTechとは?
インクルTechは、インクルージョンとテクノロジーを組み合わせた造語であり、社会における多様性の実現を目指します。スマートフォンの音声入力技術や自動翻訳技術が、障がいを持つ方や外国人材の働き方を支援し、誰もが活躍できる環境を作り出しています。
サミットの意義
このサミットでは、さまざまな分野のトップランナーが集まり、働く場、学ぶ場、エンターテインメントの現場から生の声を発信します。3つのセッションにわかれ、各分野での実践的な視点を共有します。
セッション1:働く×インクルTech
このセッションでは、小野寺徳子氏(元厚生労働省障害者雇用対策課長)と佐久間洋司氏(大阪大学社会ソリューションイニシアティブ 特任研究員)が登壇。法改正が企業にもたらす影響や、テクノロジーによる多様性の実現を議論します。マルチパースペクティブな視点から、インクルTechが雇用の未来を切り拓く様子を伺います。
セッション2:エンタメ×インクルTech
登壇者は調整中ですが、2025年の大阪・関西万博におけるインクルーシブな取り組みを紹介する予定です。エンターテインメント分野でもインクルTechがどのように役立つのか、意義深い発表が期待されます。
セッション3:学ぶ×インクルTech
このセッションでは、湯野川孝彦氏(株式会社すららネット代表取締役社長 )と口羽敦子氏(dentsu Japan チーフ・ダイバーシティ・オフィサー)のディスカッションが行われます。EdTechを活用した人材育成の事例や、グローバル企業のダイバーシティ戦略について具体的に学びます。人的資本経営をダイバーシティの視点で推進する方法を模索します。
今なぜインクルTechが必要なのか?
1.
人材不足の解消に向けた新たなアプローチ
日本の生産年齢人口が減少する中、テクノロジーによって今まで見過ごされてきた人材の可能性を引き出す必要があります。音声入力や自動翻訳などのテクノロジーが、障がいの有無にかかわらず、全ての人が活躍できる雇用環境の構築を急務としています。
2.
DE&I経営が企業価値を高める時代
障がい者インクルージョンに成功している企業は、売上や生産性を大きく向上させる結果を出しています。インクルTechは単なる社会貢献に留まらず、業績向上のための経営戦略として重要度を増しています。
3.
2.7%の法定雇用率に対応
2026年7月に障がい者の法定雇用率が引き上げられます。この法律に則った、多様な雇用の実現に向けて、テクノロジーの活用が変革の鍵を握るでしょう。
このサミットは、DE&I推進や人的資本経営に関心がある経営者や実務担当者、雇用担当者、教育関係者などにとって非常に貴重な機会です。特に法定雇用率の達成に向けた戦略が求められている方々に向け、実践的な情報を提供します。
開催概要
- - 日時:2025年10月24日(金)13:00~16:00(交流会 16:00~17:30)
- - 場所:アットビジネスセンター東京駅八重洲通り
- - 定員:200名限定
- - 参加費:無料(交流会も無料)
- - 主催:株式会社Lean on Me
サミット後には登壇者や参加者同士での交流会があり、貴重な情報交換の場となります。ぜひこの機会を活用し、新たなつながりを築いてください。