アーリークロスとマネーフォワード、資産形成支援で業務提携を発表

アーリークロスとマネーフォワードの提携が示す未来のファイナンシャルウェルビーイング

注目の企業提携の背景とは

株式会社アーリークロスとマネーフォワードホーム株式会社は、最近業務提携契約を締結しました。この提携により、アーリークロスの企業型確定拠出年金（企業型DC）の導入支援と、マネーフォワードの提供するお金の見える化サービス『マネーフォワード ME』の機能が連携し、働く人々の資産形成を助けることを目指しています。

最近の調査によれば、企業型DCの加入者数は830万人を超えていますが、中小企業での導入率はわずか1.8％に留まっています。このことから、中小企業向けの制度導入支援が求められているといえます。アーリークロスは、企業ごとの最適な制度設計や投資教育を提供し、安心して老後を迎えられるよう支援しています。

企業型DCと『マネーフォワード ME』の連携

マネーフォワードは、個人のお金の流れを管理するサービスを展開しており、その一環として『マネーフォワード ME』を提供しています。このアプリは、金融機関やクレジットカードと連携し、利用者の資産を一元管理することで、これまで以上に資産の見える化を実現しています。

この提携によって、企業型DCの積立状況を『マネーフォワード ME』を通じて可視化し、利用者が自身の資産を一目で把握できるようになるのです。特に、中小企業で働く利用者にとって、大きな安心感につながるでしょう。

両社の代表者のコメント

両社の代表者は、この提携による期待を明かしています。アーリークロスの代表取締役、花城正也氏は、企業型DCの制度を「育てていく制度」と位置づけ、拡充の必要性を強調しました。「見える化」が重要であり、『マネーフォワード ME』との連携がその実現を助けると語っています。

一方、マネーフォワードホーム代表の金坂直哉氏は、企業型DCの普及が進まない理由としてその認知度の低さを挙げ、今回の提携がもたらすシナジーに期待を寄せています。

今後の取り組みについて

アーリークロスは、従業員が自分の資産形成を手軽に行うことができるよう、特別なサービスやクーポンの提供を行う予定です。このような取り組みを通じて、より多くの従業員が自らの経済状況を管理できるようになることが期待されています。

ユーザーにとってのメリット

本提携の結果、ユーザーにとってはさまざまなメリットが享受されるでしょう。『マネーフォワード ME』の機能を活用することで、単に資産が見えるだけでなく、将来の計画を立てる際の「判断材料」が増えます。自らの資産状況を正確に理解することで、投資や資産運用へも前向きに取り組むことができるようになるでしょう。