富士フイルムビジネスイノベーション、ダブル受賞の快挙!
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社が、一般社団法人日本画像学会から2025年度の「技術賞」および「論文賞」を受賞したことが発表されました。
受賞のポイント
技術賞:圧着トナーの実用化
技術賞は、圧力応答型粘着トナー(圧着トナー)の開発に対して与えられました。この新しいトナーは、デジタル印刷工程内で印字と接着を一度に行うことが可能で、従来の印刷工程の効率化を実現します。つまり、印刷後の別工程が不要となり、作業時間を大幅に削減できます。
圧着トナーは、富士フイルムが独自に開発したEA製法(Emulsion Aggregation)により、圧力が加わると粘着性を発揮します。この特性は、どのように利用されるのでしょうか?一例として、大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「いのち動的平衡館」外装への圧着はがきが挙げられます。本技術により、数多くの新しい印刷物が生成され、小ロットにおいても生産性を向上させることが可能となります。
論文賞:高精度な色質感再現技術
論文賞は、構造色をインクジェット技術で再現するための研究成果が評価されました。この技術は、色相や質感が観察角度によって変化するため、デジタル上での色再現をより詳しく行うことができます。特に、今まで再現が難しい色の変化に対する解決策をもたらしました。
本論文では、照明条件や視点の変更による色の変化をデジタルで予測できるモデルを構築しました。これにより、印刷物の質感をリアルに表現でき、新たなデザインの可能性が広がります。この技術は加飾印刷の分野でも大きな影響を与えることが期待されています。
受賞者のプロファイル
今回の受賞を受けたのは、富士フイルムビジネスイノベーションの研究者たちです。技術賞の受賞者は、北川 聡一郎、山崎 純明、三枝 浩、井上 敏司、山中 清弘の5名、論文賞は針貝 潤吾、桑田 良隆、佐々田 美里の3名、さらに富士フイルム株式会社の高田 勝之、河本 匠真も参加しています。
未来への貢献
富士フイルムビジネスイノベーションは、基盤研究から実用化まで一貫して革新を進めてきました。今後も学術と産業の連携を通じて、より豊かな社会作りに貢献することが期待されています。特に、日本画における新しい技術やデザイン制作ツールとの統合を目指しています。
まとめ
技術と学術の融合が生んだ富士フイルムの革新技術は、今後も様々な分野での活用が期待されます。受賞により、その道がさらに広がっていくことでしょう。