HR業務を革新するサイレコのバージョンアップ
株式会社アクティブ アンド カンパニー(AAC)が提供するクラウド型HRオートメーションシステム「サイレコ」は、最近大幅なバージョンアップを果たしました。このアップデートにより、人事評価制度の運用がより柔軟に行えるようになり、個々の企業のニーズに合った評価が可能になると期待されています。
バージョンアップの主なポイント
新たに追加された機能は、より直感的なデータ操作を可能にするために設計されています。具体的には従業員情報や施策情報が「人事情報」という形に統合され、操作がしやすくなりました。また、評価シートをカスタマイズできる自由度も高まり、企業独自の評価基準に基づいた運用が実現しました。
柔軟な評価シート設計
今回は評価シートのデザインが一新され、目標やコンピテンシー、計算式を分かりやすくパーツ化しました。これにより行や列の追加ができ、さらに複数のレイアウトを選択することが可能です。企業の特性に応じて評価制度を忠実に反映できるため、現場での評価運用が円滑になります。
多段・多面評価に対応
新しいサイレコは、一次から三次評価を実施できるだけでなく、評価者を複数設定することにも対応しています。特に派遣社員や出向者の評価フローにも対応しており、複雑な組織構造を持つ企業においてもシステム化された効率的な運用が可能になります。
公平性を保つ評価者間調整機能
新機能には、評価者ごとの評価傾向を可視化する仕組みも含まれており、これにより評価の甘辛が見える化されます。更に強制分布やグラフ表示によって評価の公平性も担保されるため、企業内での信頼が向上します。また、相対評価と絶対評価を適宜切り替えられる点も、利用者からは高く評価されています。
権限制御の細分化
新しいシステムでは、評価シート内の各パーツに対して閲覧や編集、非表示の権限を個別に設定できるため、外部評価者が含まれる場合でも安心して運用できます。これによりプライバシーや機密情報の保護が強化されています。
UI/UX改善とパフォーマンス向上
操作の動線を見直し編集前の確認画面の導入やプレビュー機能を追加することで、現場での操作ミスが削減されることが期待されます。加えて、最大2万名規模の評価運用に対応する高い処理性能が実現され、より多くの企業に適用できるようになりました。
バージョンアップ後の活用シーン
このバージョンアップにより、派遣社員やSES(システムエンジニアサービス)の評価を行う企業や、マトリックス型組織を持つ企業での活用が特に推奨されています。さらに、多拠点や多職種での評価にも対応しており、各職種に特化したコンピテンシーをテンプレート化できる点や、新卒・中途の混在に関する評価のブレ防止にも有効です。
新サービス「評価BPaaS」の導入
さらに、今回新たに提供される「評価BPaaS」は、評価制度の運用を支援する業務アウトソーシング型のサービスです。人事評価制度の運用での課題を解消し、システムと運用支援の両面から企業をサポートします。本サービスは、組織構造が複雑な企業のニーズにも応えるものとなっています。
サイレコの未来
AACは、サイレコのバージョンアップを通じて、今後の人事業務の効率化と戦略的な人材マネジメントを目指しています。タレントマネジメントのオートメーション化を推進し、新たな人事評価の未来をデザインすることを目指します。今後の展開にも期待が高まります。