近年の金融教育の意識調査の結果
最近行われた全国1万人を対象とした「社会に出る前に受けたかった金融教育」についての意識調査は、金融教育の必要性を浮き彫りにしました。この調査は、オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」により実施されたもので、調査対象は20代から70代の幅広い年齢層の人々です。
調査の結果、多くの回答者が知りたかった内容として最も多かったのは「年金、健康保険、税金、税制」で、全体の27.8%がこの項目を選びました。次いで「資産の運用方法」が25.4%、「家計管理、生活収支、貯金」が23.0%と続きました。このことから、若いうちに基礎的な知識を持っておくことが求められていることが浮き彫りになりました。
一方で、興味深いのは、「受けたい金融教育はない」と回答した人が全体の35%に上ったことです。つまり、若い世代でさえも必要性を感じていない人が多いことが分かります。
株式投資と金融教育の意識差
調査結果は、株式投資に取り組んでいる人とそうでない人の間に明確な意識の差を示しています。株式投資を行っている人々は、年金や保険、税金に加えて、「資産運用の必要性」や「利回り、複利」などの項目に対する意識が高くなっており、具体的な知識を求める傾向がありました。その中でも「為替、日本経済、世界経済」の理解は、取り組んでいる層では2倍以上の回答率を見せ、特に強いニーズが示されました。
対照的に、株式投資を行っていない層では、「受けたい金融教育はない」との回答率が非常に高く、43.8%を記録しています。これは、金融教育の必要性を感じていないことが大きな要因であると言えるでしょう。
世帯年収と金融教育の関係性
さらに興味深いのは、世帯年収による意識の違いです。年収が高い層になるほど、金融教育へのニーズが強くなることが明らかになっています。具体的には、年収が1000万円以上の層では、資産の運用に対する関心が2倍以上の回答率を示しました。反対に、年収300万円未満の層では、「受けたい金融教育はない」と回答する割合が40%を超えており、明らかな意識の差が見受けられました。
金融教育の普及に向けて
これらの結果から、金融教育のさらなる普及が求められていることは明白です。例えば、NISA(少額投資非課税制度)の導入や、高校での資産形成の必修化が進んでいることは、これからの時代に必要な教育が進められている証拠と言えます。しかし、一方で多くの人々が金融教育の必要性を感じていない現状もあり、特に株式投資に対する懐疑的な意見が依然として存在します。
より良いライフプランを築くために
「株の学校ドットコム」では、投資教育の機会を広げるため、さらなる啓発や情報づくりに努めていく所存です。正しい金融の知識を学ぶことは、人生をより豊かにする上で欠かせない要素であり、私たちの責務です。今後も金融教育が一人でも多くの人々の生活をより良くする手助けとなるよう、積極的に活動を展開してまいります。株式投資は、ただの投資の手段ではなく、自分の未来を築くための重要な選択肢であることを、多くの人に伝えていきたいと思います。