次世代型ERP PROACTIVEで商社・卸売業を効率化する新テンプレート登場

次世代型ERP PROACTIVEの商社・卸売業向け新テンプレート

SCSK株式会社が今秋、AIネイティブな次世代型ERP「PROACTIVE」の商社・卸売業向けテンプレートを発表しました。これにより、個別開発が不要で、受発注や売買の同時計上を効率化します。この技術の導入により、商社・卸売業は徐々に直面している様々な経営課題に対応できる環境が整うことになります。

商社・卸売業の現状と課題

近年、商社・卸売業は円安や原材料価格の高騰により収益が圧迫されています。また、サプライチェーンの複雑化や短納期対応、在庫の最適化、物流現場の人手不足といった問題が相次いでおり、企業の成長を阻害しています。デジタル化の遅れも一因であり、特にECやEDIへの移行が進まない企業は、競争力を失う可能性があります。

そのため、商社・卸売業においても新たなビジネスモデルへの転換が求められていますが、従来の業務負担を軽減し、業務の効率化や自動化が急務です。SCSKは、このニーズに応えるべく、AIを基盤にしたERP「PROACTIVE」を提供しています。

PROACTIVE商社・卸売業向けテンプレートの特徴

この新しいテンプレートは、SCSKが持つ豊富なノウハウを活用して設計されています。具体的には:

1. 受発注同時登録機能: 商社特有の業務に対応しており、受注登録、発注登録、入荷、出荷などのプロセスを短縮して、業務取り扱いを簡素化します。

2. 貿易取引の一元管理: 輸入・輸出にかかる諸業務を一つのシステムで管理できるため、書類作成の効率化だけでなく、全工程をスムーズに行えます。

3. AIによる業務支援: 経営の見える化を支援し、リアルタイムでデータに基づいた意思決定を可能にします。

4. システム連携の便利さ: EDIやWMSといった外部システムとの連携が容易で、物流情報の一元管理も実現されます。

5. スケーラビリティ: 取引量の増加に伴うパフォーマンスの低下を心配する必要がなく、効率的なビジネス運営を可能にします。

このような機能を通じて、商社・卸売業は、市場競争を克服し、業務の迅速化と効率化を図ることができるのです。

今後の展開

「PROACTIVE」は今後も進化し続けます。特に外部システムとの連携を強化し、さらなる業種別機能の特化が進められる予定です。また、製造業や建設業など他の業界へも機能拡張がされ、AIを活用した高度な経営判断が容易になる仕組みを提供していきます。

全体として、PROACTIVEは商社・卸売業のDXを推進する強力なツールとして機能することが期待されています。

「PROACTIVE」について

PROACTIVEはSCSKグループの知見を結集したデジタルサービスであり、業務の効率化から自動化、さらには経営判断の質を向上させるための強力なプラットフォームです。これにより7,300社以上の企業が導入し、様々な業種でその効果を実感しています。

詳しくは、PROACTIVEの公式サイトをご覧ください。