新千歳空港が「クウゼン」を導入 顧客との接点強化に成功
新千歳空港が株式会社クウゼンの顧客エンゲージメントプラットフォーム「クウゼン」を導入し、テナント集客の最大化と利用者とのエンゲージメント強化を図っています。この施策の下、驚異的な成果が上がり、月間の友だち追加数が施策前の約20倍に増加し、2025年度の商業売上も過去最高を記録しました。今回はその詳細に迫ります。
導入の背景
新千歳空港は、旅行者が多く利用する空港ですが、利用者の約70%が観光やレジャー目的でありながら、訪れる頻度が数年ごとに限られています。この特徴により、単に空港のブランド力を活かすだけでは、リピーターを増やすことが難しいのが現実です。
北海道エアポート株式会社は、この特殊性とデジタル依存の高まりに注目し、「クウゼン」を導入しました。これにより、旅行者との接点を強化し、購買行動を促すための重要なデータを収集することが可能に。95%以上の高い回答率でユーザー属性データを蓄積し、閲覧者に合わせた情報を提供しています。
導入による成果
1. 友だち追加数の劇的な増加
新千歳空港内のテナントで利用できるクーポンを特典として設定し、ポスターの掲示や公式サイトからの情報発信を強化することで、友だち追加数は月間約3,000名に達するようになりました。これは施策前の100名〜150名から劇的な増加です。
2. 自社メディアの確立
新しく開設されたLINEアカウントにより、業者や広告に頼らずとも旅行者と直接つながる基盤を確立しました。顧客とのコミュニケーションを自社のタイミングで制御できるため、より効果的な情報発信が可能になりました。
3. 過去最高の商業売上
「クウゼン」の導入やLINE施策を含むマーケティング戦略により、2025年度の商業売上は過去最高を更新。特に、単日最高売上も達成しました。これにより、小規模テナントの支援も実現し、購買率の向上へ大きく寄与しています。
4. 旅行者への継続的アプローチ
旅行者に対して、滞在中にLINEを通じた情報提供を継続的に行っています。これにより「帰りに空港でお土産を買おう」といった意識が高まり、購買を促進する効果も発揮しています。
今後の展望
今後は、空港到着から出発までの旅行者とのコミュニケーションをより一層強化していく予定です。現在のテキストを中心とした情報発信に加え、Webコンテンツを制作し、価値の高い観光情報を発信していく方向です。また、オンライン販路も視野に入れ、潜在顧客へのアプローチを広げる取り組みにも取り組んでいきます。
このような活動を通じて、北海道の魅力を伝え続け、利用者との信頼関係を一層深めていくことを目指しています。