海宝直人さんが語る！METライブビューイング《フィガロの結婚》トークイベントの舞台裏

5月31日、東劇にて開催されたMETライブビューイング《フィガロの結婚》のスペシャルトークイベントに俳優の海宝直人さんが登壇しました。海宝さんは、数々の舞台や映画の話題作に出演している人気のあるアーティストです。そのため、このイベントには多くのファンが集まり、熱気あふれる雰囲気が広がりました。

MET（メトロポリタン歌劇場）による本作品の上映は、2024-25シーズンの一環として行われ、笑って泣ける喜劇オペラとして多くの観客に愛されています。特に《フィガロの結婚》は、フィガロとスザンナの結婚を巡る騒動を描いており、廻り舞台を利用したゴージャスな演出が特徴的です。

トークイベントの内容

海宝さんがトークを始めると、観客はすぐに彼の魅力に引き込まれました。彼はニューヨークのメトロポリタン歌劇場での観覧体験を語り、その興奮を伝えました。「ライオンキング」の演出家ジュリー・テイモアによる《魔笛》について言及し、その演出の熱気と活気が印象的だったと述べました。

また、彼は音楽劇『ダ・ポンテ～モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才～』のダ・ポンテ役を演じたことを振り返り、「とても不運だったけれど、愛すべき人物だった」と感慨深く語りました。

さらに、今回のオペラ《フィガロの結婚》で特に印象に残ったアクトについて尋ねられると、「オープニングのセットが回転しながらキャラクターを紹介する方法がとても素晴らしく、すぐに物語に引き込まれました」と答えました。具体的な演出についての感想も交えながら、舞台ならではの魅力を力説しました。

歌声とオペラの魅力

海宝さんはその後、歌手陣についても触れ、「特に伯爵夫人役のフェデリカ・ロンバルディさんのアリアは、どうやって天井から歌声が降ってくるのかと思いながら自宅でも練習しました」とユーモアを交えて述べました。彼自身も歌声を披露する一幕があり、観客はその歌声に酔いしれました。

オペラの特性について触れる際には、「生の歌声でなければ伝わらないものがあり、幕が開くことによって演者の表情や仕草を直に見ることができるのがライブビューイングの魅力です」と話し、観客にとってのオペラの楽しみ方を発信しました。

フォトセッション

トークイベントの終了後、海宝さんはファンに手を振り、笑顔でフォトセッションにも応じました。彼の温かい人柄が伝わり、多くのファンが喜びの声を上げていました。

今回のMETライブビューイング《フィガロの結婚》は、実際のオペラパフォーマンスの迫力をスクリーンを通じて体感できる貴重な体験です。これからもさらなるオペラの魅力が多くの人々に伝わることを願っています。