介護食品の新星、キユーピーの金賞受賞商品
日本の食文化を支えるキユーピー株式会社が、介護食品業界に新たな風を吹き込んでいます。昨年9月に発売された「やさしい献立 なめらかさつまいもと栗のきんとん」が、第11回介護食品・スマイルケア食コンクールにおいて、「飲み込むことに問題がある人(嚥下困難者)向けの食品部門」で金賞を受賞しました。この偉業は、飲み込みやすさや栄養価の高さが評価された結果です。
やさしさと栄養が詰まった一品
「なめらかさつまいもと栗のきんとん」は、ユニバーサルデザインフード(UDF)の「かまなくてよい」区分に位置付けられており、ペースト状で食べやすい構造に仕上げられています。この区分の商品は、特に飲み込む力が弱い方々に配慮されたものですが、手作りするには大変な手間がかかるものでもあります。
本商品には食物繊維が1袋あたり3.1g、カルシウムが124mg含まれており、栄養面でも十分に配慮されています。高齢者や介護を受ける方々の「昔の味を楽しみたい」という気持ちに応えるべく、キユーピーは「いつまでも慣れ親しんだ味を楽しんでいただきたい」という思いを込めて、徹底的に開発されたのです。
ビジネスケアラーへのサポート
介護をしながら働く「ビジネスケアラー」の増加は、今や社会的な課題となっています。この問題に対する調査結果もあり、多くのビジネスケアラーが市販の介護食品を通じて負担を軽減できると回答しています。また、家庭で「かまなくてよい」状態の食事を作ることの困難さが浮き彫りになっています。「やさしい献立」の利用によって、調理負担が軽減され、介護者が心に余裕を持つことができるのです。
介護食品・スマイルケア食コンクールとは
このコンクールは、噛むことや飲み込むことが難しい方々に向けた食品を広く募集し、厳正な審査を経て優れた商品を表彰するイベントです。日本食糧新聞社が主催し、農林水産省が後援をしています。
このコンクールの目的には、介護食品の品質向上や市場の拡大が含まれており、今後も多くの人々に利用してもらうための取り組みが続きます。キユーピーの「やさしい献立」シリーズは、その一環として全52品を展開し、多様なニーズに答えています。
今後の展望
キユーピーは、今後も「やさしい献立」シリーズを通じて、介護をする人々、される人々の「食の安心」と「暮らしのゆとり」を支えていく方針です。これからも全ての人にやさしい食事を提供するために、さらなる努力を続けていくでしょう。介護食品業界において、新たな選択肢として注目されるこの商品が、多くの家庭に幸せをもたらすことを願うばかりです。