免許不要のモビリティ「ウィル」が蜻蛉池公園に登場！

蜻蛉池公園に新たな風、「ウィル」による快適な散策体験

大阪府岸和田市に広がる蜻蛉池公園が、2025年1月10日より免許不要の近距離モビリティ「ウィル」のレンタルサービスを開始します。この取り組みにより、公園内を訪れるすべての世代の方々が、より快適に自由に散策を楽しめるようになります。

蜻蛉池公園の魅力

蜻蛉池公園は、甲子園球場約16個分の広大な面積を誇り、とんぼが棲む池を中心に四季折々の花が楽しめる花園や、大型遊具、広々とした芝生広場などが揃った憩いの場所です。家族や小さなお子様、シニア層まで、多様なニーズに応える空間が広がっています。しかし、自然の地形を活かした公園は高低差があり、各エリアが点在するため、長距離の徒歩移動が求められる難しさもありました。特に、体力に不安を抱える方や高齢者には大きなハードルとなっていました。

WHILLモビリティサービスの導入背景

こうした状況を受けて、蜻蛉池公園では、すべての人がもっと気軽に楽しめる移動環境を整えるため、「WHILLモビリティサービス」を導入することに決定しました。今回導入されるウィルは、歩行者扱いで安全に運転できる設計が施され、周囲の景観にも溶け込む美しいデザインが特徴です。また、勾配に対する安定した運行が可能で、特に自転車のように操作しやすい「WHILL Model S」が選ばれています。これにより、訪れるすべての人が年齢や身体的な制約に関わらず、快適で楽しい体験を実現します。

サービスの概要と利用方法

この「WHILLモビリティサービス」は、入り口近くの公園事務所での貸出を行い、運用開始日である1月10日から利用できるようになります。利用者は、アプリ「WHILLレンタル」を介して簡単に貸出・返却ができ、1時間500円からの料金で借りることができます。

利用方法はシンプルで、アプリをダウンロードしアカウント登録を行った後、借りたい機体を選び決済を完了させ、QRコードを読み取ることで利用開始となります。乗車中はアプリを通じて施錠もできるため、安心して途中で離れることも可能です。利用後は元の場所に機体を戻し、アプリで返却手続きを行うだけで完了します。

インクルーシブな未来を目指して

この取り組みは、WHILL社とトヨタカローラ南海の協力のもとで進められており、今後も蜻蛉池公園はこの新たなサービスを実施することで、障害の有無や年齢に関係なく、すべての人が自由に楽しめる環境の整備を続けていく予定です。2025年1月12日、19日には「スイセン春まちまつり」も控えており、これに合わせて多くの利用者がこの新しいサービスを体験することでしょう。