株式会社CaTeがNEDOの支援を受けて心臓リハビリを革新
株式会社CaTe(以下、CaTe)は、心疾患患者向けの新しい自宅で行える心臓リハビリプログラムの開発を進めている企業です。心疾患は国内において死亡率が非常に高く、患者が退院してからも再入院や死亡のリスクがあるため、効果的なリハビリテーションが求められています。しかし、日本の外来心臓リハビリへの参加率は約7%と低く、多くの患者が再入院を余儀なくされています。
この現状を打破するため、CaTeは遠隔心臓リハビリシステムの早期社会実装を目指し、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)のディープテック・スタートアップ支援基金に採択されました。NEDOの支援は、心臓リハビリの研究開発や事業化に必要な資金を提供するものであり、今回の採択により最大9.6億円の補助金が得られます。
心臓リハビリの重要性とCaTeの挑戦
心疾患は死亡原因の第2位を占めており、さらなるリハビリの重要性が高まっています。特に、退院後の再入院のリスクを減少させるためには、定期的な運動療法が効果的です。しかし、外来利用の課題を抱える日本の現状では、心臓リハビリが十分に浸透していません。CaTeは、心臓リハビリプログラムの医療機器を開発することで、これらの問題に立ち向かっています。
最近のNEDOの支援を受けることで、CaTeは検証的治験の実施と、心臓リハビリプラットフォームのグローバル展開に着手します。これまでの資金調達を含む累計35億円を活用し、さらに開発を加速させていく方針です。
NEDO DTSU事業とCaTeのビジョン
NEDOのDITSU事業は、国際的な経済社会課題を解決する革新的な技術の研究・開発を支援するプロジェクトであり、CaTeに対して専門的な支援が行われます。プロジェクトは大きく3つのフェーズに分かれており、前期のSTSフェーズを経て、現段階のPCAフェーズに進んでいます。このフェーズでは、実用化と社会実装に向けた具体的な施策が求められます。
CaTeの代表取締役である寺嶋一裕氏は、「心臓リハビリテーションは非常に効果的な治療法であり、テクノロジーの力でその広がりを促進したい」と述べています。これにより、世界中の患者が時間や場所に制約されずに、安心してリハビリを受けられる社会の実現を目指します。
未来に向けた取り組み
CaTeは、心臓疾患患者がより良い生活を送れるよう、全力で取り組んでいます。今後、関係機関や医療従事者、投資家の支援を受けながら、社会実装を進め、世界市場でも価値を創出していくことを目指します。
心臓リハビリプログラムの普及は、将来的な医療費の削減にも寄与することが期待されるため、CaTeの取り組みは広く注目されています。これからの展開に大いに期待が寄せられています。