MORESCOが「トドケール」を導入し、荷物管理業務を大幅効率化

研究開発型化学品メーカーの株式会社MORESCOが、郵便物や配達物の効率的な管理を実現するために、株式会社トドケールが提供するクラウドシステム「トドケール」を導入しました。これにより、荷物管理の工数を約90%削減することに成功しました。

1. 導入前の課題

導入前、MORESCOの総務課では年間286時間を要する手動通知業務の煩雑さと、情報共有の不透明さが大きな課題でした。具体的には、荷物の配送伝票を手作業でメモし、メールを作成する手続きが面倒で、加えて受領状況の確認に多くの時間を費やす必要がありました。

例えば、伝票がシール式の場合、担当者はその情報を整理してから、従業員へ通知する必要があったため、このプロセスだけで1件あたり約5分を要していたのです。その結果、多くの従業員からの問い合わせに対する対応が遅れ、現場の負担が増すという循環が生まれていました。

2. 「トドケール」選定の決め手

複数のサービスを比較した結果、MORESCOは「トドケール」を選ぶことに決めました。主な理由は、荷物管理に特化した機能が運用ニーズに完全に合致していたからです。また、コスト面でも十分に効果が見込めると判断したため、導入を果たしました。実際に、導入後には試算した以上の効果があったことがわかりました。

3. 導入効果

「トドケール」の導入により、MORESCOの総務課は大きく業務効率を改善しました。具体的には、荷物の通知業務が劇的に短縮され、従来の5分からわずか30秒にまで短縮しました。これにより、年間作業時間は286時間から29時間へと削減され、257時間分の工数削減が実現しました。

さらに、システム上で誰がいつ何を受け取ったかが明確に管理できるようになり、情報共有もスムーズになりました。これにより、配送会社からの受領情報の不透明性が解消され、所要確認が非常に楽になりました。

4. 従業員の反応と今後の展望

このシステム導入後、従業員からも多くの好意的な声が上がっています。「メール通知が減って心理的な負担が軽くなった」、「事前に荷物の写真を見られる安心感が良い」といった感想が顕在化しています。

今後、MORESCOはこの成功事例を参考に、さらなる業務の「見える化」や「自動化」を推進する方針を示しています。これにより従業員が本来の業務に集中できる環境づくりを目指し、生産性と働きやすさの両立を図ることを目指しています。