ユーフォリアスポーツラボの開設
2026年1月21日、スポーツテック企業「株式会社ユーフォリア」が東京都千代田区の麹町に新しい研究施設「ユーフォリアスポーツラボ」を設立することを発表しました。この施設は、企業の製品開発や技術検証に必要な科学的根拠を提供する役割を担う拠点です。
アスリート支援から企業サポートへ
ユーフォリアは「人とスポーツの出合いを幸福にする」というミッションのもと、これまで多くのトップアスリートに向けたデータマネジメントシステム「ONE TAP SPORTS」を提供してきました。アスリート支援の実績を通じて培ったノウハウを活かし、新たに企業向けの臨床研究支援を行うことになりました。
特に近年、アスリートのパフォーマンスを引き出すための身体状態の精密な分析技術が企業から求められています。健康食品やアパレル、スポーツギアなどの分野で、アスリートを対象とした科学的研究やプロトコルへのニーズが高まり、これに応えるための専用施設が必要とされていました。そこで「ユーフォリアスポーツラボ」が誕生したのです。
施設の特長と設備
ユーフォリアスポーツラボの最大の特長は、高度なパフォーマンス測定と運動機能評価が行える点です。
- - 呼吸代謝計測システム: これは運動中の酸素摂取量や二酸化炭素排出量を測定し、エネルギー消費や代謝効率を詳細に把握します。このシステムを用いることで、飲料や食品、ウエアがエネルギー代謝に与える影響も測定可能です。
- - トレッドミル: 低速から高速、そして傾斜設定も可能なトレッドミルを使い、様々な運動条件下でのテストを実施します。
- - 自転車エルゴメーター: プロアスリートも使用する高精度な出力計測を行うもので、全身持久力や下肢の出力特性を評価します。
フルサポートのサービスプラン
このラボでは、研究計画の策定から倫理審査、適切な被験者の募集、測定運営、さらには統計解析まで、一貫したサポートを提供します。利用者には以下のプランを用意しています。
1.
一貫支援型(受託研究プラン): 研究立案から論文執筆までのトータルサポート。
2.
測定代行型(スポット測定プラン): 既定のプロトコルに基づいて迅速かつ正確なデータを測定。
3.
施設貸出型(ラボ利用プラン): 専門スタッフの立会いのもとで、設備を時間単位でレンタル可能です。
スポーツ界と企業の架け橋
株式会社ユーフォリアの髙山史徳氏(博士・体育科学)は、当ラボがスポーツ界の最前線と科学的エビデンスを求める企業との連携を強化するものとしています。単なるデータ測定にとどまらず、スポーツ科学や健康科学の専門的見地から、製品のポテンシャルを解き明かすことが使命だと語ります。
企業情報
ユーフォリアは、スポーツに関わる課題をテクノロジーで解決する企業として、様々なデータマネジメントシステムやコミュニケーションサービスを展開しています。特に、アスリートのコンディション管理やケガ予防に特化した「ONE TAP SPORTS」などを提供しています。今後も一般企業のビジネス課題を解決する事業を推進していく予定です。
まとめ
「ユーフォリアスポーツラボ」の開設により、企業が抱える高度な研究開発ニーズに応えられる体制が整いました。スポーツと科学の融合が新しい価値を生み出すこの拠点が、今後どのような成果を上げるのか非常に楽しみです。