SAP連携アプリ登場
2025-09-25 14:18:37

Vigience、Salesforce AppExchangeでSAP連携アプリ提供開始!

VigienceがSalesforce AppExchangeで新アプリを提供



2025年9月25日、Vigience株式会社は、SAPと連携した「Vigience Field Service」をSalesforce AppExchangeにてリリースしました。この新しいアプリケーションは、リアルタイムでSAP S/4HANAプロセスと連携し、AI駆動型のワークフローを通じて技術者のスケジューリングや部品の物流管理、資産ライフサイクルの管理を自動化します。これにより、企業は効率的な業務運営を実現できるのです。

Vigience Field Serviceの特徴



このソリューションは、全てSalesforceプラットフォーム上で提供され、ミドルウェアや独自のデータベースを必要としないため、世界中どこでも簡単に展開可能です。特に製造業においては、多くの企業がSAPを活用しており、このアプリケーションはそのデータとリアルタイムに連携します。具体的には、ディスパッチャーは以下のような業務をSalesforce上で行えるようになります。

1. 設備マスタやサービス契約情報の閲覧:SAPに保存された設備マスタやサービス契約情報をSalesforce上で簡単に確認できます。
2. 技術者のスケジューリング:SAPの人事管理から最新のスキル情報や空き状況を活用して、適切な技術者を迅速に割り当てることが可能です。
3. 部品在庫の管理:点検や修理に必要な部品の在庫管理やバンの在庫、出荷をSalesforce画面から直接行えます。
4. サービス見積と請求業務の効率化:Salesforceで作成したサービス見積をSAPの財務会計管理に自動で転記し、煩雑な手続きを省略します。

このように、「Vigience Field Service」は100% Salesforceネイティブのアプリとして設計されており、短期間での導入が可能です。また、ビジネス要件の変化にも柔軟に対応できるため、企業にとって非常に有用です。

リリースの背景



Vigience株式会社のCEO、Markus Stierliは「このリリースにより、サービス企業はSalesforce上でSAPと連動した最新のフィールド業務を標準機能として利用できるようになります。私たちの目標は、システム間の連携の複雑さを取り除き、顧客に最高のサービス体験を提供できるような環境を整えることです」と語っています。

一方、Salesforce AppExchange & Global PartnershipsのCEOであるBrian Landsman氏は「Vigience Field Serviceは、SalesforceとSAP S/4HANA間のリアルタイムな接続を提供するソリューションであり、お客様のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速します。AppExchangeにとっても注目のリリースです」と述べています。

Salesforce AppExchangeの成長



Salesforce AppExchangeは2006年に開設され、現在では9,000以上のアプリケーションと専門家を擁するエンタープライズマーケットプレイスとして成長しています。これにより、企業は様々なビジネスニーズに応じたアプリや専門家と簡単に結びつくことができ、迅速な問題解決が可能となっています。

VigienceはSAP専門のソフトウェアベンダーで、もともとSAP製品開発に携わっていた専門家によって設立されました。サンフランシスコを本社に、チューリッヒと東京にオフィスを展開し、顧客及びサービス体験の向上を目指して、Salesforce向けに構築済みのリアルタイムSAP連携ソリューションを提供し続けています。

詳しくはVigienceのLinkedInをご覧ください。


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