国際会議での発表
2026-08-06 10:28:13

ファインデックス社員が国際会議で生体医工学を発表 - 新たな医療の可能性

ファインデックス社員がEMBC 2026で発表



株式会社ファインデックスに所属する櫻井力氏が、世界最大級の生体医工学国際会議「EMBC 2026」にて、彼の研究成果を発表しました。この研究は、彼が理化学研究所の認知行動支援技術チームで研修生として取り組んだもので、特に高い評価を得たことから注目されています。

研究の背景と目的


従来の精神医学的診断は、患者の自己申告や臨床面談に依存しており、主観的なバイアスや医療提供者の経験による判断の不確実性があります。この課題を解決するため、本研究は脳波(EEG)と機能的近赤外分光法(fNIRS)を組み合わせた新たなアプローチを提案しています。このマルチモーダル信号を活用し、うつ状態を客観的かつ定量的に評価するフレームワークの構築を目指しました。

特に、本人が気づかない潜在的なうつ状態の識別や、高齢者におけるうつ病と認知症の早期発見に寄与することを目指しています。

具体的手法


具体的には、感情的な刺激に基づいた課題を用いてEEGとfNIRSを同時に計測することで、実際の生体信号を深層学習のアーキテクチャに入力し、うつ傾向を分類します。実験結果では、両技術を統合した手法が、個別の信号を用いた場合よりも高い分類精度を記録しました。

特に、聴覚に関連する刺激においては、分類精度がチャンスレベルを大幅に上回る性能を示しており、その手法の有効性が実証されています。この成果は、診断の自動化や医療現場での適用に向けた重要な一手となるでしょう。

櫻井氏の思い


発表を終えた櫻井氏は、自身の研究がEMBC 2026という国際的な舞台で評価されたことに喜びを感じつつ、医療を支える技術の力で、多くの人々の心の健康を守りたいという強い想いを語りました。また、ファインデックスに入社した理由についても、自身の研究テーマを超えて広範な医療分野に貢献したいと考えたことを明らかにしました。

EMBCについて


EMBCは、IEEE(アイトリプルイー)に属する分野の中で最も権威のある国際会議で、毎年、世界中から数千人の専門家が集まります。2026年度のテーマ「持続可能で公平なヘルスケアのエンジニアリング」に基づき、最新の技術や研究成果が共有されています。

結語


ファインデックスは、今後も高い専門性を持った人材の育成に努めると共に、医療技術の革新に貢献していきます。櫻井氏の発表は、同社が目指す医療とITの融合を体現したものと言えるでしょう。さらなる研究と実用化に期待が寄せられます。


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