新たに生まれ変わったOZEKI Tokyo Gallery
2025年1月、東京人形町に位置するOZEKI Tokyo Galleryがリニューアルオープンします。岐阜県岐阜市に本社を構える株式会社オゼキが手掛けるこのギャラリーは、3フロアを改修したもので、伝統的工芸品である岐阜提灯や、彫刻家イサム・ノグチの名作「AKARI」を展示し、その美を再発見するためのスペースとなりました。
伝統とアートの融合
OZEKI Tokyo Galleryは、ただの展示スペースではありません。イサム・ノグチ氏の創造した「光の彫刻」としてのAKARIを再評価する場でもあり、その繊細な美しさを和紙を通じて体感できる位置付けです。近年、デザイナーたちとのコラボレーションにより、伝統の技術を現代に生かした照明も多数展開しています。
1階エントランス
ギャラリーの入口はシンプルながらも、伝統的な美しさを感じるデザインで統一されています。来場者はここで、温かい光に包まれた空間へと誘われます。エントランスでは、岐阜提灯の魅力を引き立てるディスプレイが施され、訪れる人々を歓迎します。
2階ギャラリー
2階はメインの展示スペースとなっており、AKARIの作品群が一堂に会します。特に、イサム・ノグチからの手紙やAKARIの試作中の貴重な写真が展示されており、来場者は彼とオゼキ社の歴史的なつながりを感じることができます。この空間では、イサム・ノグチの作品が単なる照明器具以上の意味を持つことを実感できるでしょう。
3階ギャラリー/ショップ
最上階の3階は、ギャラリーとショップが一体となった空間です。多様な和紙の照明デザインが揃っており、バーバー&オズガビーなど著名なデザイナーたちによる作品や、オゼキ独自の和紙照明が展示・販売されています。来場者は、伝統的な岐阜提灯だけでなく、現代的な美しさを持つ商品たちにも出会うことができます。この場所では、ひとつひとつに込められた職人の技と情熱を感じることができ、さらにはそれを自宅に持ち帰ることも可能です。
アクセスと営業時間
OZEKI Tokyo Galleryは、東京都中央区日本橋人形町に位置し、東京メトロ日比谷線「人形町」駅のA5番出口から徒歩わずか3分というアクセスの良さも魅力です。営業時間は月曜日から金曜日の9:00から17:00まで、土日祝日は定休日ですので、訪れる際にはプランを立てておくと良いでしょう。予約は不要なので、気軽に訪問できるのもポイントです。
伝統を今に伝えるオゼキ
株式会社オゼキは、1891年に創業し、130年以上にわたって岐阜提灯の伝統技術を守り続けています。人と人の心をつなぐ「あかり」をテーマに、和紙に息を吹き込む作品作りをしています。1951年以降、イサム・ノグチによって認められた技術で製造されたAKARIシリーズは、国内外で評価され、オゼキの代表作となっています。
OZEKI Tokyo Galleryで、光と和の美しさを体感し、伝統と現代が共存する空間の魅力をぜひ体感してみてください。 Instagramや公式ホームページからの情報も見逃せません。