東京建物、シドニー進出
2024-12-24 14:36:59

東京建物、シドニーで新たな住宅開発事業に着手!その背景とは

東京建物がシドニーでの住宅開発事業に参入



東京建物株式会社が、2025年2月にオーストラリア・シドニーにおいて住宅開発事業に乗り出すことを発表しました。これは、同社が現地の住宅デベロッパー「PERIFA Capital」と不動産仲介大手の「Ray White Capital」と共同で進める新プロジェクト「Alex&Willow」に関連するものです。オーストラリアは、人口増加と慢性的な住宅不足という二つの課題を抱えており、東京建物は高品質な住宅を提供することで、この社会問題の解決に貢献することを目指しています。

オーストラリアの住宅市場とその背景



オーストラリアは、米国やインドを上回る人口増加が予測される一方で、住宅供給が追いついていない現状があります。高い住宅需要を背景に、東京建物グループは長期ビジョン『次世代デベロッパー』に基づき、社会問題解決と企業成長の両立を図っており、ESG経営の推進はその一環として位置付けられています。すでに米国やタイ、中国といった国々で様々な開発事業を展開しており、これからも現地企業との連携を深めつつ、ビジネス機会を見出していく考えです。

プロジェクト「Alex&Willow」はどんなもの?



「Alex&Willow」は、シドニー近郊の人気住宅地であるクロウズネスト地区に位置した分譲住宅開発プロジェクトです。このプロジェクトでは、25戸の住宅と3区画の商業用区画が計画されており、2024年8月に新しく開業するシドニー・メトロのクロウズネスト駅からのアクセスが大幅に向上することで、住宅購入希望者からの評価も上昇しています。

この地域は、交通利便性が高まることで、特に「ダウンサイザー」と呼ばれる、広い戸建て住宅からコンパクトなマンションへの買い替えを希望する層に注目されているエリアです。新築工事は2025年2月に始まり、竣工は2026年12月を予定していますが、販売開始はすでに2024年10月に行われる予定です。

計画詳細



このプロジェクトは以下のような詳細を持っています:
  • - 所在地: オーストラリア・ニューサウスウェールズ州・シドニー市・クロウズネスト地区
  • - 計画敷地面積: 約1,262㎡
  • - 延床面積: 約7,382㎡
  • - 総戸数: 分譲住宅25戸、商業区画3区画
  • - 構造・規模: RC造地上5階・地下2階建
  • - 販売開始: 2024年10月
  • - 着工予定: 2025年2月
  • - 竣工予定: 2026年12月
  • - 引渡予定: 2027年2月

共同事業者について



このプロジェクトのパートナーであるPERIFA Capitalは、オーストラリアの建設会社Versatile Groupの傘下で、2022年に設立された住宅デベロッパーです。高級住宅市場に特化しており、シドニー地域での優れた案件を積極的に取得・開発しています。

Ray White Capitalは、オーストラリア最大の不動産仲介グループであるRay White Groupのファミリーオフィスとして2001年に設立され、独自の運用会社としても活動しています。多様な不動産セクターへの投資を行うことで、オーストラリアとニュージーランドの市場での影響力を拡大し続けています。

東京建物がシドニーでの住宅開発事業に本格進出することで、今後のオーストラリア住宅市場にも大きな影響を与えることとなるでしょう。どうぞこのプロジェクトの進展に注目してみてください。


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