最新バージョン「inspirX 5.9」顧客データを安全に管理する新機能搭載

バーチャレクスの新たな挑戦 "inspirX 5.9"

バーチャレクス・コンサルティング株式会社は、2023年にコンタクトセンター向けCRMである「inspirX（インスピーリ）」の最新バージョン5.9を発表しました。この新バージョンでは、特に企業のニーズに応じた「顧客データの閲覧制御機能」を新たに導入し、マルチテナント環境での柔軟な運用を可能にしました。これにより、異なるビジネス拠点や業務間でのデータ管理が一段と容易になり、セキュリティ面でもの向上が期待されます。

インスピーリ 5.9の主な新機能

1. 顧客データのセキュアな分離

新しく追加された「顧客閲覧制御機能」により、オペレーターは自分の担当業務に応じた顧客データのみにアクセスできるようになります。これにより、複数のテナント（クライアント企業や事業拠点）ごとにデータを分離して管理することが可能になります。この機能は、特に複数拠点を持つ企業やアウトソーシング事業者にとって、大きなメリットとなるでしょう。例えば、企業の本社は全社的なデータ把握ができつつ、各拠点では必要な情報のみを安全に扱えるようになるため、業務効率が格段に向上します。

2. AI連携による業務効率の向上

音声認識AIとのAPI連携を強化し、通話要約を直接編集可能にしたことで、より質の高い顧客対応が実現します。この新機能では、AIが生成した要約内容を簡単に修正でき、過去の応対履歴を迅速に検索することが可能です。これにより、オペレーターは必要な情報に素早くアクセスでき、顧客からの問い合わせに迅速に応じられるようになります。

3. 機能改善の数々

また、今回のアップデートでは50以上の機能改善が行われました。これにより、業務変更の際の利便性が高まり、ユーザビリティの向上が図られています。例として、案件の業務変更機能や経過時間の表示、テンプレート候補の登録機能が強化されました。

インスピーリとは

「inspirX」はシンプルで使いやすいUIを持ち、柔軟なカスタマイズが可能なCRMソフトウェアです。多様化するコンタクトチャネルに対応し、顧客の声の蓄積・共有・活用をサポートしています。更にスモールスタートで利用したい企業には、「Virtualex iXClouZ（アイエックスクラウズ）」というクラウドCRMサービスも提供しており、気軽に試用できる環境が整っています。

バーチャレクス・コンサルティングについて

創業以来、バーチャレクスは「企業と顧客の接点領域」に特化してビジネスを展開してきました。「顧客の成功こそが自社成長の鍵である」という考え方の下、カスタマーサクセスの実現に取り組み続けています。また、デジタルシフトを促進するためのコンサルティングやテクノロジーの提供に力を入れ、多くの企業の支援を行っています。